3686 北朝鮮の電磁波攻撃を懸念 古沢襄

韓国の代表的通信社である聯合ニュースは、ワシントンから元米下院議長のニュート・キングリッチ氏が北朝鮮の電磁波攻撃に米民間施設が対応策が整っていないと指摘、発電所を含め自動車、電話、コンピューターなどの電子装備を利用するすべての近代文明機器を一度にまひさせ、通信や指揮統制がまったく不可能な状態にする恐れを警告したと伝えている。
この懸念は日本や韓国にも当てはまる。北朝鮮が日本攻撃を行う場合には、数少ない兵器を使用するだけで日本全体の近代文明機器を一度にまひさせることが可能といえる。その対処は出来ていない。
<(ワシントン20日聯合ニュース)元米下院議長のニュート・キングリッチ氏は20日、米国の安保に対する最大の潜在的脅威は「北朝鮮、中国、ロシアなどのような国による電磁波攻撃」だとし、その対応策が整っていないと指摘した。
ヘリテージ財団で国家安保と国防予算をテーマに特別講演を行ったキングリッチ元議長は、「われわれは災害がいつ襲ってくるか分からない境界線の上で暮らしている」とし、潜在的災害に核、電磁波攻撃、生物化学兵器、サイバー攻撃、宇宙戦争を挙げた。
電磁波攻撃は、核弾頭や電磁波爆弾などを投下し強力な電磁波を発生させるもので、発電所を含め自動車、電話、コンピューターなどの電子装備を利用するすべての近代文明危機を一度にまひさせ、通信や指揮統制がまったく不可能な状態にする。
キングリッチ元議長は、現在、民間施設は電磁波攻撃への対処が整っていないため、数少ない兵器を使用するだけでも文明を完全に滅ぼすことが可能だと説明した。
米ネブラスカ東部オマハの上空に電磁波攻撃が可能な兵器が投下された場合、米国全域で発電施設がまひすると予想されると指摘。こうした事実は北朝鮮、中国、ロシアも理解しており、自身が北朝鮮のいかなる大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射も認めない理由はそこにあると述べた。(聯合ニュース)>
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