3800 タローの天命 MoMotarou

靖国神社公式参拝のときにも、中曽根君に「いかん、あんたがこれをやったら、軍国主義の火付け役になるぞ」って言ったんだが、 ーー田中清玄 「田中清玄自伝」
■8月6日、8月9日
8月6日広島原爆の日。この日秋葉広島市長は、オバマ米国大統領の「Yes, We can」でスピーチを締めくくりました。そして演説の中に「北朝鮮の核」を非難する小さな声明も紛れ込んでいました。これは「田母神効果」でしょう。
同日広島日本会議が、田母神元空将の講演会を企画しておりました。これに文句を付けたのが秋葉市長でした。最早公人でもない人物に憲法違反まがいの圧力をかけておりましたので、勢い市長も北朝鮮に対する姿勢を明確にせざるを得ませんでした。
■8月15日
中曽根さんが、靖国神社公式参拝を掲げたのが、1985年でした。それ以前に10回参拝していたのですが、この年は政府見解を変更して、政教分離に抵触しない「公式参拝」と表明して行いました。
しかし、この日を境に元気だった中曽根さんも急にショボンとして以後止めました。理由は、仲の良かった中国の胡耀邦総書記に不利になるから、と後で語っております。なんと優しい方なのでしょう。
実はこの時、新日本製鉄が深く係わっていた最新鋭上海宝山製鉄所の完成が近づいておりました。それへの影響を恐れた中曽根さんは、秘密裏に中国へお伺いをたて、次年度から「公式参拝」を止めました。中国への経済利権を優先させたのでした。
■根性の靖国参拝
それに対して、小泉さんは日にちをずらしながら、「美学」に基づき毎年参拝しました。中国に脅された経済界より不満が出ていたようでしたが、「君らにはしっかり儲けさしてある」として無視しました。
「儲けさしてある」とは、38兆円規模の米国債買いで、円安を誘導し輸出を促進させていたからです。また政府から海外進出にあたり多額の政府援助がなされていました。これにはさすがの経団連奥田氏も沈黙でした。
■靖国参拝の意義
靖国神社公式参拝の意味は、取り巻く環境によって変わってくるようです。最初は、軍国主義復活懸念だったものが、信教の自由・政教分離に変わり、今では中国さまのご機嫌・ご意向伺いに変化しております。
■麻生首相の天命「やけくそ参拝」
どうせ後は無いので、麻生総理には是非参拝して頂きたいと思います。
そして、「日本国の総理が、日本国において、行けない場所があってはなりません。」と宣言しましょう。これで日本中が沸き立って元気も出てくるというものです。麻生閣下にしかできません。
 お勧めサイト
 ・杜父魚(かじか)文庫ブログ「高揚した気分と不安の谷間 古沢襄」
  http://blog.kajika.net/?eid=977652
 ・「皇太子殿下、海上自衛隊を閲兵」
  http://www.youtube.com/momotarou100
 ・「国民自重の心」小泉信三
  http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/470460/ 
 ・『チャンネル桜【討論!】広島・長崎・ウイグル
   - 核問題を考える』
  http://www.youtube.com/watch?v=yIaTrQiMwyw
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