3806 民主党政権阻止の幸福実現党 古沢襄

「幸福実現党」(大川隆法総裁)が新聞ダネになるのは珍しい。同党は総選挙で300選挙区と比例代表11ブロックに347人の出馬を発表していたが、13日「民主党政権の実現を阻止するため、保守勢力と選挙協力できる所には推薦を出し、立候補しない」との方針を表明した。
選挙協力ができるのは「最大で40~50」としている。
幸福実現党は宗教法人「幸福の科学」が母体。会員数が150万人、信者数が1000万人と称している。東京都議選に十人の候補者を立てたが、全員が落選。
大川隆法総裁は東大法学部、夫人の大川きょう子氏は東大文学部の出身。幸福の科学の教義は大川隆法教祖が「太陽の法」など多数の著作によって布教に努める独特のスタイルをとっている。大川教祖の出身地である徳島は「聖地」、きょう子夫人の出身地の秋田は「準聖地」と位置づけている。
幸福実現党の結党当時は、安倍晋三元首相や麻生太郎首相を支持する色を鮮明にしていた。政策面でも安倍氏と共通する新保守主義の施策が多い。それだけに民主党が政権をとることに危機感を深めていた。
安全保障面では「毅然たる国家」として独自の防衛体制を築くことを掲げ、北朝鮮のミサイルから、国民の安全を守るために、北朝鮮が核ミサイルを日本に撃ち込む姿勢を明確にした場合、正当防衛として、ミサイル基地を攻撃する先制攻撃も辞さない姿勢を示している。緊迫するアジア情勢の中にあって、国民の生命・安全・財産を確実に守るために、憲法9条を改正し、国家の防衛権を定めるとしている。(ウイキペデイア)
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