公示日を明日に控えて、自民党もサプライズの演出に知恵を絞っているが、もう手遅れ。ギリギリまで人気の高い舛添要一厚生労働相を比例代表東京ブロック1位での立候補を打診していたが断られてしまった。東国原宮崎県知事の担ぎ出し失敗といい、落ち目の自民党に吹きつける逆風は厳しい。
もう少し待てば逆風がやむと解散を先延ばしてきた麻生首相の読みが外れたツケは、ここにきて響いている。「政策よりも政局が好き」と言って憚らなかった小泉元首相に較べて、政局よりも政策主義者だった麻生首相は結局は後手を踏むことになった。その結果は三〇日に分かる筈だ。
<自民党参院議員の舛添要一厚生労働相に、党東京都連などが衆院選の比例代表東京ブロック1位での立候補を打診したことが16日、分かった。
舛添氏は共同通信社の取材に「出馬はあり得ない」と、くら替えを明確に拒否した。自民党の一部には、党候補の象徴として知名度が高い舛添氏を擁立することで東京ブロックの集票力を高め、比例代表の獲得議席を増やしたいとの思惑があった。(共同)>
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3819 舛添厚労相の比例代表東京ブロック担ぎ出しに失敗 古沢襄

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