3894 酔夢 MoMotarou

蝴蝶夢中家万里。(こちょうむちゅういえばんり)杜鵑枝上月三更。(とけんしじょうつきさんこう)=七言律詩 崔塗「春夕放懐」
むかし、荘子は夢で蝴蝶になったという。いま自分は遠く故郷を離れて、そのような楽しい夢を夢みている。折りから、月明の真夜中、ホトトギスの声も聞こえてくる。崔塗(さいと)「春夕の旅懐ー旅中の感慨」
この号が配信されるころには新しい総理が誕生しているかもしれません。選挙応援をしている麻生さんの映像をみると、どうもピントがずれているとか、「時間的ズレ(time lag )」を感じました。恐らく自民党全体がこの傾向を持っていたのでしょう。
■夏の終わり
民主党の鳩山氏がネクタイと背広を暑いのに着用していたのに、麻生さんはクールビズの残滓のような、襟元が締まらない「アロハシャツ風」でした。恐らく鳩山氏は「規律」とか「しっかりとした」というイメージを演出したのでしょう。それに対して麻生さんは「自由・気楽」を狙ったようですが、時は「放縦」の時代を終わろうとしているように思います。
■主役
世間の気分を、「アキバ感覚」で鋭く感じ取ることを期待していた層にとっては大きな誤算でした。麻生さんは、カメラが捉える自分の像に酔っている様にも見えます。きっと“敗軍の将会見場面”もうまく演ずるでしょう。それで終わり。「自分だけが悪いわけじゃネェ~~」
■与党は凄い!
世間では、民主党政権が誕生しても短期で終わるような予想が多いです。しかし、圧倒的多数で与党になった場合、その利権や権力の大きさ、待遇の良さに気がつくと内部分裂も少ないものになるでしょう。
■元気な雌伏(力を養いながら、自分の活躍する機会をじっと待つこと)
自民党とか民主党とかは別として、日本を大切にする勢力は大きく目を開いて今後の政治を注視しましょう。
*文教政策ー歴史教育に左翼史観の注入。
*マスメディア政策ー「裏検閲」。NHKを中心とした放送内容の管理。
*司法政策ー公安関係。判決の左傾化。
*男女共同参画事業ー巨大予算の使途。
■左翼の敵
左翼の敵は「同志」であります。猜疑心と過激さが命であります。しっかり、内部抗争を誘導し自滅するようにがんばって行きたいと思います。あの過激な学生運動が自滅して行ったようにです。
  *「胡蝶の夢」
   松岡正剛の千夜千冊「荘子」
  http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0726.html
 
お勧めサイト
 ・杜父魚(かじか)文庫ブログ
  「サイコロ・ステーキをご馳走になった 古沢襄」
  http://blog.kajika.net/?eid=983228
 ・「皇太子殿下、海上自衛隊を閲兵」
  http://www.youtube.com/momotarou100
 ・「国民自重の心」小泉信三
  http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/470460/ 
 ・『チャンネル桜知られざる皇居東御苑の魅力』
  http://www.youtube.com/watch?v=S7eatGjym6E
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