3975 新政権に外国通信社は模様眺め 古沢襄

鳩山新内閣について東京の外国通信社がどの様な報道をするか注目される。今のところ共同通信社から配信された英文ニュースに朝日、読売、毎日など大手新聞の論調を加味した地味な報道にとどまっている。その中で英ロイター通信が東京市場の動きを時間を追って詳細に伝えている。「もみあい、亀井代表の郵政問題担当相に驚きの声」という見出しをつけた。
株価と同様に”模様眺め”といったところが、外国通信社の報道といったところか。
<14:30> もみあい、亀井代表の郵政問題担当相に驚きの声
日経平均はもみあい。1万0200円前後で推移しているが、亀井静香国民新党代表が、新内閣の郵政問題・金融担当相に内定したとNHKが報じたことに驚きの声があがっている。市場では「郵政改革は日本の構造改革の象徴であったため、後戻りするような政策になれば、海外勢からは改革姿勢の後退と受け止められ、日本株売りにつながりかねない」(国内証券ディーラー)と不安視する声が出ている。
<13:55> 日経平均は小じっかり、閣僚人事報道には反応なし
日経平均は小じっかりで推移している。NHKは福島瑞穂社民党党首が新内閣の少子化対策・男女共同参画担当相に内定と報じたが、市場の反応はほとんどないという。ある投信関係者は「日経平均は1万0200円─1万0600円でのボックス圏での動きとなっている。押し目買いは1万0200円割れで待機しているようだ。上にも下にも行きづらく、こう着感が強まっている」と述べた。
<12:51> 日経平均1万0200円前半でもみあい、為替にらみの相場継続
日経平均は1万0200円前半でもみあっている。
為替にらみの相場展開で、一段の円高進行への警戒感から上値は追いにくいという。国内証券の株式トレーダーは「金融機関による益出しも最終局面で大きな売りは出ないだろう」とみている。目先の取引については「9月いっぱいは1万円台をキープできるかどうかを見守る」としたうえで、キープできればリーマン・ショック前の水準に回復するとの見方を示した。
<10:25> 日経平均は上げ幅縮小、欧州系の先物売り観測
日経平均は上げ幅を縮小。市場では「前日、欧州系証券が先物で3500枚程度売っていたようだ。きょうも戻りが鈍いとみて、為替が再び1ドル90円台に入ったタイミングで売りを出している可能性がある」(国内証券)との声が出ている。
<9:45> 日経平均はしっかり、円高警戒で上値は重い
日経平均はしっかり。1万0200円台で推移している。不動産、自動車などが堅調。市場では「前日大幅安の反動で輸出株などに買い戻しが入っているものの、上値を買う動きは鈍い。為替の中期トレンドが円安に転じたわけではなく、引き続き1ドル90円割れへの警戒感が強い。5連休を考慮すると実質月末相場であり、ポジション調整売りなども上値を圧迫している」(コスモ証券エクイティ部次長の中島肇氏)という。
<9:20> 反発、米株堅調と円高一服で輸出株に買い戻し
東京株式市場で日経平均は反発。前日の米株が小幅高となったほか、ドル/円も91円付近と円高が一服していることで、ハイテクや自動車など輸出株を中心に買い戻しが入っている。ただ円高への警戒感は残っており、買い一巡後は上値の重い展開。
薄商いが続いているが、連休前に9月期末に向けて配当取りの動きが出るのではと期待する声も出ている。市場では「円高一服と米株堅調で輸出株などはいったん買い戻されそうだが、再び円高に向かう可能性を警戒して上値は限定的だろう」(国内投信情報担当者)との声が出ていた。
<8:38> 寄り前の板状況、自動車株の一角が買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、米株の堅調と円高一服でトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)など自動車株の一角が買い優勢となっている。ハイテクはキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)が買い優勢となる一方、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)がやや売り優勢とまちまち。
みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)など大手銀行株はまちまちとなっている。(ロイター)>
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