4016 「多国間の対話」は北朝鮮、米国、中国だけで 古沢襄

ソウルの産経特派員が伝えるところによれば、金正日総書記が言及した「多国間の対話」は北朝鮮、米国、中国の三者対話だという。ソウルの北朝鮮消息筋の話が根拠となっている。日本はもちろん韓国も「多国間の対話」から外されている。
金正日総書記と会談した中国の戴秉国国務委員は、今後も中国は北朝鮮の味方であり、石油や食糧などの戦略的物資の支援中断は決して行わないと確約したという。北朝鮮はますますツケあがるのではないか。民主党の北朝鮮政策はどうなるのであろうか。
<【ソウル=水沼啓子】韓国の民間運営の対北朝鮮ラジオ「開かれた北朝鮮放送」は21日付の電子版で、北朝鮮消息筋の話として、金正日総書記が18日、中国の胡錦濤国家主席の特使として訪朝した戴秉国国務委員との会談で言及した「多国間の対話」は北朝鮮、米国、中国の3者対話を指していると伝えた。
この消息筋によれば、金総書記が言及した「多国間の対話」は中国側が先に提案し、金総書記は中国側の提案を受け入れただけだという。
こうした提案が行われたのは、中国が最近、米朝関係が急速に進展し、北の核をめぐる交渉で中国が疎外されていることを憂慮したためという。今回の戴国務委員の訪朝も、北朝鮮が米国にシフトすることにブレーキをかける目的が大きいとされる。
戴国務委員はまた「今後も中国は北朝鮮の味方」といったメッセージも伝達したとされ、石油や食糧などの戦略的物資の支援中断も決して行わないと確約したという。
また、北朝鮮が米国に偏重するよりも、米中2カ国に二股をかけていた方がよいと金総書記が判断したためという。(産経)>
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