4065 ドイツと日本での政権交代の違い クライン孝子

今回、独総選挙では、メルケル率いるCDU+CSUが第一党となり、これまで同様社民党SPDと連立を続けるか、SPD以外の党と連立を組むか、選択を迫られ保守党は早速企業にやさしい自民党FDPとの連立を表明しました。
総選挙における各党得票率 議席数 カッコはいずれも2005年
   
CDU+CSU 33,8(35.2)  239席(276)
SPD   23.0(34.2)  146席(222)
FDP   14.6 (9.8)   93席(61)
左党  11.9 (8.7)   76席(54)
緑の党 10.7 (8.1)   68席(51)
その他  6.0 (3.9)
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                622席 (614)
日本と異なり、今回ドイツでは社民党が戦後最低の獲得率となり、真っ青になっている。
理由は
1.従来の社民党支持者が社民党の煮え切らない右より政策に失望して棄権したその数約200万票
2.その分左党(旧共産党系)が社民党票を食ってしまった。社民党は今や、今後どのようにして立ち上がるか、真剣に考える時期に来たといわれています。
一方自民党が急伸し、メルケル抱える保守党との連立を実現した理由は、中小企業主を含め、有能なサラリーマングループ(医師、弁護士、高給サラリーマン)、または中間サラリーマンが、政府の福祉重視策のため、その犠牲となって重税に喘いでいたその不満を、公約に減税を盛り込んだ自由党に1票を投じることでメルケル率いる保守と社民党連立を引き裂こうとした。
結果的には彼らの意思が選挙に反映されたようです。
ドイツでは過去、政権交代は頻繁に行なっています。今回、第一党となった保守党は悠然としたもので、社民党という愛人を捨てて自民党というやや保守っぽいのに乗り換えただけ。ここで一つ経済の活性化を図ろうとしているようです。
早速メルケルは所得税減税など引き下げへ=企業優遇策打ち出しか[経済]
http://news.nna.jp/free_eu/news/20090930dem002A.html
を打ち出した。
こんなことで済むのも、ドイツは既に1955年、国家の根幹たる集団的自衛権を含み軍事体制、諜報=防諜機関、憲法=基本法において、整備済みだからです。
それなのに日本では今、政権交代?何だか危なかっしくて冷や汗がでるくらい心配になります。(クライン孝子の日記)
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