4091 2日間で4回も顔を合わせた 古沢襄

北朝鮮の平壌で行われた温家宝・金正日会談の内容はまだ公表されないが、中国の北京情報は「こう着状態にある核問題の打開に向け、温首相が6カ国協議への復帰を直接要請したとみられ、金総書記の対応が焦点」(時事)と伝えている。
中国の通信社・新華社によると金総書記と温首相は2日間の会談、行事で四回も顔を会わせたという。
<【北京時事】新華社電によると、北朝鮮訪問中の中国の温家宝首相は5日夜、金正日労働党総書記と会談した。会談内容は公表されていないが、こう着状態にある核問題の打開に向け、温首相が6カ国協議への復帰を直接要請したとみられ、金総書記の対応が焦点となる。
温首相はこれより先、北朝鮮ナンバー2の金永南最高人民会議常任委員長と会談し、友好関係の強化を確認。その後、中朝国交樹立60周年を記念した「中朝友好年」の閉幕式に出席し、芸術公演「アリラン」を金総書記とそろって鑑賞した。
温首相は席上、「中朝関係は新たな歴史の出発点にある。地域の平和安定のために大きく貢献したい」とあいさつ。北朝鮮の金英逸首相は「中国と共に努力し、友好協力関係を発展させたい」と応えた。
金総書記と温首相はこの日夜の会談を合わせて2日間で4回も顔を合わせたことになり、両国は「蜜月」を演出した形だ。
温首相の訪朝は、中朝友好年の記念行事出席を公式目的としているが、「核問題で明確な成果を上げることを念頭に置いた訪朝」(6カ国協議筋)とみられている。(時事)>
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