岡田外相は米軍普天間飛行場を嘉手納基地に統合する案は「個人の案だ」と仲井真沖縄県知事らに弁明した。「政府案として確定したわけではない」とも言った。
政府案でもない個人の案で、クリントン国務長官に会談を申し込んで、外交交渉になるのだろうか。仲井真沖縄県知事も嘉手納統合案について質問することをしなかった。
<岡田克也外相は29日午前、仲井真弘多沖縄県知事らと外務省で会い、自らが言及した米軍普天間飛行場(宜野湾市)の嘉手納基地(嘉手納町など)への統合について「個人の案だ。政府案として確定したわけではない」と説明した。
同時に「統合の際は騒音を減らす必要がある」と指摘。普天間移設問題に関し「最大の課題だ」と強調した。
仲井真氏は、嘉手納統合案には答えず「いろいろ課題がある。政府として改善に取り組んでほしい」と要請。同席した伊波洋一宜野湾市長は「普天間返還合意から13年も放置されている。改善してほしい」と、早期返還を重ねて求めた。
仲井真氏らは日米地位協定の抜本見直しや米海兵隊の演習、訓練の県外移転などを求める要請書を提出した。この後、北沢俊美防衛相とも会談。(共同)>
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4255 外相、嘉手納統合は「個人の案」 古沢襄

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