4325 JALは倒産、ANAが継承 平井修一

日本航空は運輸省、現・国土交通省の縄張り・利権である。皆がおいしい想いをしてきたが、いよいよ正念場だ。
小生はJALとは他人だから「つぶれたらいい」と思う。債務を片付けて一から出直すか、消えてしまってもいいと思う。全日空が路線を引き継いだらいい。バカな会社に税金を注ぐのは反対だ。
JALのつまづきは日本エアシステムとの事業統合からではなかったかと小生は思う。誰も言わないが、多くの人はそう思っているのではないか。
日本エアシステム(JAS、旧・東亜国内航空)は東急系で、すべてコネの世界である。お嬢様とお坊ちゃまが集まり、やがて彼らが会社を経営する。うまくいくわけなく、その血が官僚帝国のJALに混じったから、もうぐちゃぐちゃだろう。
統合の理念やら効果を高らかに謳うが、なーに、鳩山の所信表明演説みたいなもので、実態は「スカ」。中身なんてなにもありゃしない。
JASは「下げマン」で、JALにとって最悪の選択肢だったろう。歯車が狂い始めた。すべてが外れるのである。官僚帝国なりにしっかりやっていた現場に、なーなーのコネ集団が闖入する。「そんなこと、ええんとちゃう、もう飲みに行こうよ」
そんなことだったのか、それとも違うのか。
JALの再生なんてできるのか。必要なのか。消費者は全日空があればいいよと思っているのではないか。少なくとも小生はJALの路線を全日空へ移したほうが効率はいいだろうと思っている。
それにしても2200億円の借金踏み倒し、借金棒引きって、「あんた、恥という字をご存知か」と言いたい。
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