すでに報じられた話ですが、やはり取り上げるべきニュースだと思いました。民主党の小沢一郎幹事長がキリスト教を誹謗したというのです。
公党の代表が世界の主要な宗教を問答無用といえる乱暴な表現で切って捨てるというのは、どう考えても非常識であり、非礼です。
同じ発言を自民党政権時代に自民党の幹部がしたとしたら、日本のマスコミは大々的な糾弾キャンペーンを展開していたでしょう。
日本のマスコミは民主党をあくまでかばいたいのか、あるいは小沢一郎が怖いのか。いずれにしてもこの小沢発言には無視に近い反応です。まず小沢氏の問題発言を日本経済新聞掲載の記事から紹介します。この記事は二面の片隅、二段見出しの雑報に近い小さな扱いでした。
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「民主党の小沢一郎幹事長は10日、和歌山県高野街で全日本仏教会の松長有慶会長と会談後、記者団に宗教観を披露した。
この中で小沢氏はキリスト教に対し「排他的で独善的な宗教だ。キリスト教を背景とした欧米社会は行き詰まっている」との見解を表明した。
イスラム教については「キリスト教よりはいいけど排他的だ」と述べた。国政に影響力を持つ与党の実力者による批判発言だけに、波紋を広げる可能性がある。
一方、仏教に関しては「人間がどのようにあるべきか、心の持ちようや生きざまを原点から教えてくれる」と賞賛した。
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よくこんなことまで自信をもって断言できるものです。国際的にも他国の人たちが多数、信じる宗教を外国の政治家が誹謗することは、常識では考えらえません。
イスラム教の信者らは、自分の宗教が誹謗中傷をされれば、実力を使ってでも、反撃をするという事例がよくあります。
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4366 小沢一郎幹事長がキリスト教をけなした 古森義久

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