いよいよ日本を訪れたオバマ大統領ですが、歴代大統領とくらべての就任以来の新記録をアメリカのメディアが報じています。
まずはゴルフ、CBS記者の報道によると、オバマ大統領はこの10月25日に就任以来、24回目のゴルフをしたそうです。
このオバマ氏のゴルフ・プレー回数は前任者のブッシュ大統領が2年10カ月かかった達した水準です。つまりブッシュ大統領は就任してから34カ月後に24回目のゴルフのプレーを記録したわけです。
一方、オバマ氏は就任から9カ月で24回目のゴルフということです。一見、とくにどうということのない話のようですが、ブッシュ大統領が9・11テロにぶつかり、ゴルフをする余裕もなくなったのだとすれば、オバマ大統領は就任時からアフガニスタンとイラクの両方で米軍将兵が命を落とす戦争が続いていたのです。
だからアメリカでも「米軍将兵が命をかけて戦っているときに、大統領が頻繁なゴルフでは・・・??」という疑問や批判も一部では、当然、聞かれるわけです。
オバマ大統領は外国訪問の回数での就任から9カ月の10月下旬の時点では、やはり歴代大統領の外国訪問の数をすでに上回ったそうです。
大統領が外国に頻繁にいくから、本来の職務をきちんと果たしていない、などというのは、もうアナクロニズムの批判でしょう。よく働いているからこそ、外国訪問の回数が多いともいえましょう。しかしそれにしてもオバマ大統領は外国旅行が多いのです。
インターネット政治新聞の『ポリティコ』はゴルフにしても、外国訪問にしても、もしブッシュ大統領が同じことをしていたら、大手メディアは大統領非難の大キャンペーンを展開しただろう、と述べていました。
とはいえ、とにかく日本にきてくれるのは大いに結構、熱い歓迎の意を表したいところです。しかし滞日の時間は当初より短縮されて、一日足らず、その一方、中国の滞在は延べ4日にも及びそうです。
だが、とにもかくにも、わが同盟国の大統領の来日です。歓迎したいですね。
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