予想通りの展開となった。それにしても有村智恵の通算20アンダーは凄い。諸見里しのぶが出した通算18アンダーの記録を塗り替えた優勝。これで最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は賞金女王を目指して、諸見里しのぶ、横峯さくら、有村智恵の三人の争いになった。果たして勝利の女神は誰に栄冠を与えるか。来週が楽しみとなった。
<香川県にあるエリエールGCで開催されている、国内女子ツアー第33戦「大王製紙エリエールレディスオープン」の最終日。2位に4打差の単独首位からスタートした有村智恵が5ストローク伸ばし、通算20アンダーで圧勝を遂げた。今季5勝目を飾り、賞金ランクも3位に浮上。逆転賞金女王への望みを、次週開催の最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」へとつないだ。
賞金ランクトップを走る諸見里しのぶは、通算9アンダーの9位タイ。同2位の横峯さくらは通算2アンダーの37位タイに終わり、諸見里と横峯の差は約540万円に広がった。逆に、有村が諸見里に約1,700万円差まで詰め寄り、最終戦を残して賞金女王の可能性は3人に絞られる展開に。有村は、最終戦も優勝して2,500万円を手にすることが最低条件となる。
通算12アンダーの単独2位にはアマチュアの野村敏京。通算11アンダーの3位タイに、北田瑠衣と三塚優子。通算10アンダーの5位タイに、大場美智恵、上田桃子、ニッキー・キャンベル(オーストラリア)、服部真夕の4人が並んだ。
また、賞金ランク25位までに与えられる最終戦への出場権は、同26位から24位に浮上した服部真夕が滑り込みで獲得。同25位だった茂木宏美が押し出される形で出場権を逃した。また、注目のシード権争いでは、宅島美香が同51位で終えてギリギリながら初シードを獲得。同52位の新崎弥生は、僅か7万円余りの差でシード権を失った。金田久美子は同54位でシーズンを終え、初シード権の獲得はならなかった。
<上位のスコア>
1位/-20/有村智恵
2位/-12/野村敏京
3位/-11/北田瑠衣、三塚優子
5位T/-10/大場美智恵、上田桃子、N.キャンベル、服部真夕
9位T/-9/諸見里しのぶ、不動裕理、木村敏美、黄アルム、李知姫
29位T/-3/全美貞、茂木宏美 ほか
37位T/-2/横峯さくら ほか (ゴルフダイジェスト)>
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4444 有村が逆転賞金女王へ望みをつなぐ 古沢襄

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