4468 「すごいなあ」と感心する支持率 阿比留瑠比

これだけ政治資金にルーズな政治家も珍しいと思いますが、それにも増して「すごいなあ」と感心するのは、ここまで書かれて内閣支持率がまだ6割という高い水準を維持していることです。恵まれた家庭に育ったお金持ちにはお金持ちなりの苦労があるものだと、あるいは同情でもされているのでしょうか。
いやすごい人だな、ホント。心からたいしたものだと敬服します。遵法精神も何もあったものではないし、またそれを国民に納得させるとは…。本当に宇宙人なのかもしれません。
※追記 今夜の首相ぶらさがりインタビューで関連の質問があったので、ついでに掲載しておきます。なんか情けないような…
記者 総理の資金管理団体の偽装献金問題で、お母様から数千万円の資金提供があったことが新たに判明したということですが、総理は以前委員会答弁の中で、家族からの資金提供について「無いと信じている」とおっしゃっていました。また、以前秘書の問題は政治家自身にも責任があるとおっしゃっていましたが、このことについてどうお考えでしょうか。
鳩山氏 確かに私もそう信じておりましたし、今でもそう信じたいと思っています。現実ですね、そういう報道がなされていることを大変驚いています。全く私の知らない所で、何が行われていたのか。私自身今は、これは事実かどうかということも含めて大変驚いていると。
いずれにしても、地検が今捜査をしているところですから、その地検が正確な情報というものを導いてくださるものだと思っておりますから、いろんな情報が錯綜しておるものですから、どこに真実があるか見えないところもあって、私自身大変驚いています。まずは地検の捜査が進んでですね、真実がひとつに明らかになっていくことを強く願っています。
記者 総理、先ほどのお母様からの献金の件に関して、事実かどうかも含めて驚いていらっしゃるというお話だったんですけれども、これは、要するにまだ事実確認が全くできていない、されていない、そういうことでしょうか。
鳩山氏 恐縮ですけれども、事実確認はできておりません。
<鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、首相の母親が二〇〇三~〇八年の六年間に、鳩山家の資産管理会社「六幸商会」が管理する自己名義の銀行口座から計約三十六億円を引き出し、現金化していたことが、関係者の話で分かった。東京地検特捜部は現金化された資金の一部が、首相の政治資金に充てられた可能性もあるとみて、慎重に調べている。
関係者によると、首相の母親は自己名義の銀行口座から毎月、数千万円単位の出金を繰り返していた。出金手続きは六幸商会に依頼し、現金で引き出された後、母親の元に届けられているという。
母親の生活費や入居施設の費用などは、カード決済されているとされ、現金化した資金を日常的な出費に充てている可能性は少ないという。
懇話会をめぐっては、〇四~〇八年の虚偽記載の総額が三億円前後に上るとみられている。懇話会と首相の個人事務所の支出に対して、実際に受け取った寄付やパーティー収入と、鳩山首相が国会で認めた六幸商会からの引き出し額を合わせても、年間約一億円の収入が不足していたとされる。
鳩山首相は衆参予算委員会で、偽装献金の原資について親族らからの提供がないかを問われ「私の知る範囲でそのようなものはない」と答弁している。
鳩山首相の母親は大手タイヤメーカー「ブリヂストン」の創業者の長女。同社の有価証券報告書によると、一九九一年には同社株約千二百万株を保有。現在も同数を保有していれば時価百五十億円を超え、配当収入は最新の実績で年約二億九千万円になる。
母親は〇四年からの五年間、個人献金の上限となる百五十万円を懇話会に毎年寄付。首相が代表の民主党北海道第9区総支部にも同じ五年間で計六百万円寄付している。
母親から首相側に資金提供があった場合、首相への贈与なら首相に贈与税の支払い義務が発生し、懇話会への寄付なら政治資金規正法の量的制限違反となる可能性がある。しかし、首相への貸付金であれば法的な問題は生じない。
本紙の質問に、母親は二十四日までに回答を寄せていない。鳩山首相の事務所は、弁護士を通じ、「捜査中のためお答えを差し控えます」とコメントしている。(東京)>
<鳩山由紀夫首相の関連政治団体「北海道友愛政経懇話会」(室蘭市)が、鳩山氏の母と姉から受けていた年間150万円ずつの献金を、政治資金収支報告書に記載していなかったことが25日、関係者の話で分かった。隠した献金額は、少なくとも2年間で600万円に上るとみられる。
東京地検特捜部は、会計責任者を務める鳩山氏の私設秘書から任意で事情聴取し、会計帳簿の提出を受けるなど捜査している。関係者によると、私設秘書は事情聴取に対し、虚偽記載を認めたという。
同会の収支報告書によると、首相の母と姉は2004年、個人が年間に1団体に寄付できる上限の150万円を献金したが、05年以降には記載がない。しかし、関係者によると、同会は05年以降の少なくとも2年間、母と姉からそれぞれ150万円ずつ献金を受けたのに、報告書に記載していなかった。
記載しなかったのは、鳩山氏の複数の政治団体がそれぞれ上限額の献金を母と姉から受けていたことが、一部の報道で脱法行為と批判されたことがきっかけだったという。 
報告書への不記載については、資金管理団体の偽装献金問題で告発されている公設第1秘書も報告を受け、了承していたとされる。
特捜部はこのほか、鳩山氏が代表の「民主党北海道第9区総支部」(白老町)からも会計帳簿の提出を受け、地元議員が毎年同じ日に一斉献金したとする記載について調べるなど、首相の関連団体全体を視野に経理処理の解明を進めている。(時事)>
<鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)を巡る偽装献金問題で、鳩山氏の実母が鳩山氏側に少なくとも数千万円の資金を提供していたことが関係者の話で分かった。
3億数千万円に及ぶ政治資金収支報告書の虚偽記載の原資になっているとされ、東京地検特捜部が解明を進めている。鳩山氏は今月4日の衆院予算委員会で、実母の資金が原資になっている可能性を指摘され「ないと信じている」と答弁していた。
実母は大手タイヤメーカー「ブリヂストン」創業者の長女。鳩山氏側への資金提供は振り込みではなく、現金だったという。実母から鳩山氏への個人的な贈与であれば鳩山氏に贈与税(最大税率50%)の支払い義務が生じる可能性がある。
実母から友政懇への寄付とすると年間150万円の上限を超え、政治資金規正法の量的制限違反の疑いがある。しかし貸付金であればいずれの問題も生じず、特捜部は今後、資金の趣旨について鳩山氏側に説明を求める。
虚偽記載の原資について、鳩山氏は6月の会見で元公設第1秘書に預けていた個人口座の資金と説明。さらに今月10日の参院予算委で、元公設第1秘書が鳩山家の資産管理会社「六幸商会」(東京都港区)から6年間にわたり年平均5000万円、計約3億円を引き出したと説明した。
しかし、これらには友政懇ではなく鳩山氏の個人事務所の運営費なども含まれているため、それらを差し引くと、3億数千万円とされる虚偽記載の原資は少なくとも数千万円不足している。このため特捜部が調べたところ、実母からの資金提供が判明した模様だ。
一方、ゼネコンなど外部からの裏金はないとされ、特捜部は「巨額の虚偽記載ながら鳩山家の資産を政治活動に充てていたに過ぎず悪質性は低い」と判断。虚偽記載を認めている元公設第1秘書について強制捜査で
はなく、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで在宅起訴する方向で検討している。(毎日)>
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