(読者の声1)「普天間問題」で日本が早く妥協しないと、「環境分野において、アメリカと中国はすでに裏でつながっていると考えられる。そうなると日本は非常に厳しくなる」と話してきましたが、それが早くも具体的に現実のものとなりました。
これは、オバマ政権が経済分野での新しいパートナーに中国を選んだことを意味しています。アメリカと中国に世界標準の規格を握られたら、どうがんばっても日本に勝ち目はありません。
自動車の分野ではその先例として、車載LAN規格がすでにアメリカとヨーロッパによってそのほとんどが握られていますし、アメリカとヨーロッパの有力メーカーが特許として押さえているのです。
電気自動車が普及し始めれば、日本のメーカーはアメリカ、中国、ヨーロッパのメーカーに特許使用料を支払わなければならない状況が予想されます。規格の問題は非常に重要です。日本が独自の規格を採用できなければ、日本のメーカーは常に海外のメーカーの後塵を拝することになってしまいます。
今世紀の世界経済の一大テーマである環境分野において、日本は今、世界の趨勢から取り残され、追い込まれつつあります。日本の伝統とも言える国家戦略の欠如がこの事態を招いたと言えるでしょう。
もはや日本が取るべき道は一つしかありません。アメリカと中国に手土産を持っていって、協力関係に加えてもらうことです。(ZK生)
(宮崎正弘のコメント)オザワ訪中団は140名! お土産を山積みにして土下座してくるようです。足利義満の再来? いえいえ、足利は国際情勢がわかっていましたし、日本文化を理解していた。ミニ角栄を足利と比較するのは歴史上の人物に失礼です。
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(読者の声2)ワシントンポスト(11月26日)の「アフガン増派とオバマの躊躇い」記事とコメント集を読んだ。
2000もコメントが並んだが、飛ばし読み。5コメントぐらいが理性と知識があるものだった。あとの99.99%は、理性も知性もない「憎しみ」に充ちたもの。知性のあるものは書き込まない? 悲観論がほとんどです。
増派演説の12月1日、ウオール街はどう反応するか? 株価もドルも下げると思いますね。理由は簡単です。オバマに自信がない。オバマはどうも臆病な性格のようです。
七面鳥を恩赦する儀式の最中、突然、ビクっとした。娘がオバマの横腹に触ったのを七面鳥に突付かれたと勘違いしたとテレビに映ってしまった。(伊勢ルイジアナ)
(宮崎正弘のコメント)そういうディテールな情景情報がほしいところでした。鳩山の豆鉄砲を食らうと目を丸くする顔に似ていましたか?
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4492 平成の足利義満・オザワ訪中団は140名! 宮崎正弘

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