<中国政府が14日に来日予定の習近平国家副主席と天皇陛下の会見を日本側に求めていた問題で、宮内庁は11日、陛下が15日午前、皇居・宮殿で習氏と会見されると発表した。外国要人と陛下との会見は、1カ月前までの文書での正式申請が前提。11月下旬だった今回の申請に対し特例的な措置となる。習氏は胡錦濤国家主席の有力後継候補とされており、首相官邸の意向を受け宮内庁が日程を調整した。(共同)>
<香港新浪網、香港文匯報など香港メディアは11日、共同通信電などを引用して、14日に来日する中国の習近平国家副主席が日本の天皇陛下と会見すると速報した。
外電を引用しての速報として、トップクラスの扱いだった。シンガポール系の聨合早報も速報した。各記事は、「通常の手続きは時間がかかるが、中国側が特例を要望した」などと伝えた。(サーチナニュース)>
江沢民時代に反日感情が高まった時には、日本の天皇に対する批判がネット情報で流れたが、中国政府は天皇批判をしなかった。それにしてもポスト胡錦濤の「国家主席最有力候補」といわれている習近平国家副主席が来日して天皇陛下との会見を求めてきたのは時代の変化といえる。
サーチナニュースは、中国のインターネット掲示板で非難が集中した時にも、“南京事件”の専門家で江蘇社会科学院歴史研究所所長の王衛星氏が、「我々は靖国神社を批判しているが、歴代天皇を批判したことは一度もない」などと発言したとしている。
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4566 天皇陛下、中国副主席と会見へ 古沢襄
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