北朝鮮の武器を積んだグルジア籍の貨物機は、エア・ウエストという貨物運搬会社だが、グルジアに会社登記がなかった。
12日にタイのドムアン空港でタイ官憲に拘束された五人の乗組員は、タイの法律に従えば起訴前に84日間の拘留が認められる。国際法は、その後、この飛行機の帰還予定地であるベラルーシへ送還されるか、或いはタイで起訴された場合は懲役十年という(ヘラルドトリビューン、12月15日)。
貨物機の尾翼の番号から飛行機の持ち主はグルジアと判明したが、この貨物運搬を請け負った企業はエアウエスト社。グルジアに会社登記がされていないことも判明した。
スーダンの首都ハルツームに登記されたサンエアという会社の関連企業が、このエアウエストであることが判明し、専門筋のリンクから総合判断すると、この両社は同じ会社のようで、これまでの企業活動から積み荷はスーダンへ向かう予定ではなかったのかとする観測が拡がっている。
武器の中にはプロペラ推進の鏑弾のほかに地対空ミサイルを含む高性能のミサイルなどが含まれていた。
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