4603 鳩山首相・習副主席訪日を「国民挙げてもっと喜ぶべき」 阿比留瑠比

天皇陛下と中国の習近平副主席との会見問題で昨夕、民主党の小沢一郎幹事長は「国事行為」と「公的行為」を取り違えて記者を批判したうえで、「天皇陛下のお体がすぐれない、体調がすぐれないというならば、それ(会見)よりも優位性の低い行事はお休みになればいいことじゃないですか」とまるで陛下を「こうしろ」と言わんばかりの発言をしていました。
さらに、「天皇陛下ご自身に聞いてみたら『会いましょう』と必ずそうおっしゃると思うよ」と、陛下のお心を勝手に決めつけ代弁するような発言もしています。絵に描いたような傲慢不遜、増上漫ぶりですね。いかにも小沢氏らしい。
で、この問題について今朝、鳩山首相が一言二言なにか述べていましたので、紹介します。首相公邸前で記者団の語ったものですが、そうですか、国民は中国の副主席を迎えてもっと大喜びすべきだったと。外交関係者によると、鳩山氏については米政権内では「スペース・イシュー」と言えばすぐ「ああ」と通じるそうですが、あなたの地球外生物的な思考回路を国民に押しつけないでほしいですね、まったく。
記者 習近平副主席の天皇陛下との会見問題についてですが、小沢幹事長が昨日、羽毛田長官に対して、反対をするならば、辞表を提出してから言えというふうに言ってましたけれども、総理としては羽毛田長官は辞任すべきだとお考えでしょうか。
鳩山氏 そのご質問には、今お答えできませんが、いずれにしても習近平、中国の副主席がね、このようにおいでをいただいて、日本で活動されている最中にこういう状況になったことは大変残念だとは思います。もっと、やはり、国民の皆さん挙げてね、将来のリーダーになれる可能性の高い方ですから、そういった方をもっと喜びの中でお迎えをすべきではないかと、そのように思っています。
記者 残念な状態になったのはどこに問題があったと、進め方のどこに問題があったと。
鳩山氏 それは様々でしょ。しかし、あのやはり、私は(1カ月ルールに)何日間か足りなかったからと言って、お役所仕事のようにスパッと切るようなことで、外交的な話が良いのかどうかということ。ただ一方で天皇陛下のお体を大事にされなきゃならない、その気持ちも分かります。その中で出た問題だと思っています。
…外務省幹部は米政府側に「鳩山首相の言うことをあまり真に受けないでくれ」とも説明しているそうです。また、今朝は与党3党の党首クラスによる基本政策閣僚委員会が開かれ、米軍普天間飛行場の移設問題に関する政府方針を決めたわけですが、その方針とは「移設先は当分決めず、候補地を3党で協議して決める」ということだそうです。
鳩山政権が発足して明日で丸3カ月。3カ月もたってようやく決定したことがこれかい!あー、朝から血圧が上がりそうです。
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