ロシアがNATOにアフガニスタン戦争への貢献を口約束。メドベージェフ大統領、NATO軍にヘリ、ヘリ部品供給の可能性を示唆。
「アフガニスタン戦争はテロリスト撲滅の闘いであり、ロシアがNATOに協力するべきではないか」とラムスソンNATO事務局長はモスクワへ談判に出かけた。NATOとロシアは08年8月のグルジア戦争以来、すきま風。
「タリバンが復活し、テロリストが再結集するとなると中央アジアが不安定化し、それは地政学的にロシアの国益に叶うまい」と説得するNATOにメドベージェフは、「もちろん、テロリズム排撃のためにロシアは協力を惜しまない」とした。
その協力の中味はヘリ(武装ヘリ)と、その部品の供与というみみっちい範囲で、NATO軍のロシア領空通過の回数増便には消極的だった。
しかしNATOの相対的軍事力低下をひそかに期待していたロシアがアフガニスタンにおけるテロとの戦いに前向きな協力姿勢を示唆したことは、注目しておくべきだろう。
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(読者の声1)鳩山政権は普天間基地移転問題を先送りしました。「半年以内」というあきれるほどの時間的観念の希薄さ、すこぶる付きに感性と感覚が鈍いことを言い出しました。米国は激怒している。中国は高笑い。この政権はもうお終いでは?(百度)
(宮崎正弘のコメント)オバマ大統領の支持率、就任後十一ヶ月で過半数を割り込みました。鳩山政権の支持率、おそらく年明けと共に激減ペースに陥り、夏の参議院選挙は、民主党惨敗のシナリオが浮上するようになりましたね。
日米離間、日米安保条約に亀裂がはいって、いまの北京は提灯行列をしたいでしょうね。中国が日本を嗤う声が聞こえてきませんか?
も。
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(読者の声2)日米軍事経済関係が鍵なのです。いわば、夫婦関係に亀裂があるので、中国の独占経済体制に遅れている。日米の狼が賢明な選択を取れば、羊の群れに勝てないわけがない。小沢民主党を追い出して、自民の再建を期待したい。
だが、自民党には、カリズマ(VALOR・蛮勇)が不足。叱られるかも知れないが、日本国民の知性は相当低い。一億素人評論家となっている。そこには、蛮勇を含む行動も実践もない。宮崎正弘翁はお元気であるが・・・。(伊勢ルイジアナ)
(宮!)正弘のコメント)好々爺扱いですか。まだ頭の中は昭和二十一歳ですが。元気な保守陣営の御一統もありますよ。
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/crime/091215/crm0912151016003-p1.htm
しかし習近平来日に大きな抗議行動が行われたのに日本の新聞は殆ど伝えなかったのは中国への配慮も度が過ぎるからか。中国も、ところでオザワ訪中団が胡錦涛とひとりひとり握手し、記念写真を撮ったことを国内では報じていません。
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4619 NATOにロシアがアフガン戦争貢献を約束 宮崎正弘

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