4684 北朝鮮3回目核実験の可能性も、国防研究院 古沢襄

北朝鮮軍部のトップが再起不能の病気に襲われたという情報は、北朝鮮軍部の動揺を抑えるために3回目の核実験と長距離ミサイルの試験発射を行う可能性が高いという観測に結びつく。
韓国国防研究院(KIDA)は、3回目の核実験と長距離ミサイルの試験発射を行う可能性のほかに、今後北朝鮮が敢行すると考えられる局地戦のシナリオとして、仁川・白リョン島への侵攻、陸上の軍事境界線(MDL)での衝突、空中衝突などを挙げている。
<【ソウル25日聯合ニュース】韓国国防研究院(KIDA)は25日、「2009年国防予算分析・評価と2010年見通し」と題する政策書を発表、北朝鮮は今後も核保有国のポジションを放棄せず、3回目の核実験と長距離ミサイルの試験発射を行う可能性が高いと明らかにした。
特に、北朝鮮は性能を画期的に高めた核兵器を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発して実戦配置し、核兵器を大量生産することを核実験とミサイル実験発射の最終目標に掲げるものと予想した。
北朝鮮が5月25日に断行した2回目の核実験については、昨年の1回目より5倍ほど威力が高い4キロトンの爆発力とともに起爆装置が作動し、相当水準の核兵器製造能力を見せ付けたと評価した。
KIDAは、北朝鮮が核を放棄する可能性は低まり、国際社会が北朝鮮を核保有国と認める可能性は高まるだろうとし、韓国の安保が北朝鮮の脅威にさらされることになると指摘。これに対応し、国内では「平和的核主権論」や「核周期完成論」などの世論が形成されつつあると説明した。
KIDAはこのほか、今後北朝鮮が敢行すると考えられる局地戦のシナリオとして、仁川・白リョン島への侵攻、陸上の軍事境界線(MDL)での衝突、空中衝突などを挙げた。(聯合)>
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