4688 中国の人権、言論弾圧に何もしない日本 宮崎正弘

日本政府はなぜ劉暁波の言論弾圧十一年という暴政に抗議しないのか。欧米は即時釈放を北京に要求、人権抑圧非難を強めている。
12月25日の北京からのクリスマスプレゼントとは?言論の自由を目指して闘う中国知識人の代表格=劉暁波に対して中国の第一中級人民法廷は「国家転覆を扇動した」などとして禁固十一年を言い渡した。
 
米国政府はただちに「深い憂慮」を表明し、即時釈放をもとめた。
劉暁波は「2008年憲章」の起草者のひとりとして世界的に知られるため、法廷の外には欧米の人権活動グループが数十人、声援のために押しかけたが、中には入れず、弁護士団は「無謀な判決」と抗議した。
劉暁波は天安門事件で指導者のひとりとして拘束され、禁固20ヶ月(89年六月―91年1月)。釈放されてからも「反腐敗建議書」を起草して、指導層に「六四の反省」をもとめ、労働改造所送り三年(96年10月―99年10月)、そしてまた2008年12月8日には憲章を公布したとして再度逮捕され、消息が不明になっていた。
日本にあてはめるとオザワ批判をちょっとしたら刑務所に十一年間も送られるということである。
それにしても人権蹂躙の全体主義国家へ数百も団体をなして、いそいそと出かけ、独裁者と笑って握手し、キッキュウジョとして記念写真におさまる何処かの国の政治家どもは、人権、言論弾圧に対しては何もしないんですかね?
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