今朝の産経は1面で、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題で再び逮捕された小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規被告が、土地購入の原資について「小沢先生が父親から相続した資産」と供述したと報じていました。
なるほど、ゼネコンからの裏献金ではなく、もともと保有していた資産だから問題はない、という主張ですね。ふーん、そうですか、なるほど。同じく逮捕された石川知裕衆院議員も似たような供述をしているという報道も、以前、読みました、はい。
まあ、タンス預金でも何でもいいんですけど、小沢氏は昭和58年1月、自民党総務局長時代に産経のインタビューに答え、次のように述べていました。
「私の亡父(佐重喜元建設相)も票田こそ残してくれたが、遺産はなかった」
小沢氏はその後、第2次中曽根内閣の自治相だった昭和61年2月には、閣僚の資産公開時に全閣僚中、2番目に不動産資産が多いという事実が発覚し、こうコメントしています。
「両親が残してくれた土地の資産価値が出ただけだ。資産があるかどうかは、政治家のあり方に、直接かかわりはないと思う」
…小沢氏が遺産を相続していようとそうでなかろうと、本来、どうでもいい話なのですが、事件の行方を考えると多少、気になります。ただ、いずれにしても、小沢氏本人は公に「遺産はなかった」と明言していたわけですね。そのことだけはこの際、指摘しておきたいなあと思った次第でした。
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