アフガン国民は賄賂に狎れ、汚職より経済に関心。国連が調査した驚くべきアフガニスタン国民意識の実態。アフガニスタンで7600名を対象に国連が「賄賂」に関しての意識調査を実施した。その結果をBBCが伝えた(1月19日)。
アフガニスタンではGDPの四分の一が賄賂に消える。
担当教師への贈り物からはじまって警官に交通違反のもみ消し、行政への付け届けなど。一人あたりのGDPは425ドル。このうち160ドルが賄賂というから、所得の37%強が賄賂ではないか。
賄賂の平均額も国連は次のように数字を上げている。
税関 400ドル(一件あたりの頼み事)
行政 280ドル
検事 240ドル
判事 230ドル
司法書士 180ドル
税務署 150ドル
以下、看護士、教員、医師、警官等々。
ちなみに国民の関心事は経済、くらしが34%、治安が32%、賄賂への関心は14%と低く如何にアフガニスタンでは賄賂に拠って成り立つ社会であるかが了解できる。
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