TBSニュースは東京地検特捜部が、小沢幹事長の妻にも参考人聴取を要請したと伝えている。また共同は関係者からの取材で、小沢氏側は土地代の原資としている「個人資金」は少なくとも6億円あったと説明する予定であることが分かった。
このほとんどが小沢氏の妻や3人の実子名義だという。東京地検特捜部が、小沢幹事長の妻にも参考人聴取を要請したのは、その事実関係を質すつもりがあるのではないか。
<民主党・小沢幹事長の資金管理団体をめぐる事件で、東京地検特捜部が、小沢幹事長の妻にも参考人聴取を要請したことが分かりました。
19日夜、小沢幹事長が訪れたのは、東京・目黒区の寿司店。事務所のスタッフとの食事の間、何度もくしゃみをする姿が見受けられました。
20日の小沢幹事長は、朝自宅を出た後、夕方まで東京・港区の事務所にこもりました。
関係者によりますと、特捜部は小沢幹事長の妻にも参考人聴取に応じるよう要請しました。小沢幹事長側が土地購入に充てられた4億円の原資について、「98年ごろに銀行から引き出し、自宅に保管していた3億円を充てた」などと説明しているため、実態解明には妻からの聴取も必要だと判断したもようです。
この事件では、小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の事務担当だった衆議院議員・石川知裕容疑者や、会計責任者だった公設第1秘書の大久保隆規容疑者ら3人が逮捕されています。いずれも収支報告書にウソの記載をした、政治資金規正法違反の疑いが持たれています。
関係者によりますと、石川容疑者は容疑を認めていますが、大久保容疑者は容疑を否認、関係者にこう説明しているといいます。
「容疑となった収支報告書は見ていない。報告書にサインした覚えもない」
容疑となっている2004年の収支報告書。その末尾の「宣誓書」のページに、たしかに大久保容疑者のサインがあります。この前後5年の報告書にある大久保容疑者のサインと比べると、筆跡が異なるものもあります。大久保容疑者自身が話したように、収支報告書の虚偽記載に関与はなかったのでしょうか。
関係者によりますと、石川容疑者は「ウソの記載をしたことは大久保容疑者に簡単に説明したと思う」などと供述していて、特捜部は実態解明を進めています。(20日16:24 TBSニュース)
<小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、小沢氏が東京地検特捜部の参考人聴取に対し、土地代の原資としている「個人資金」は少なくとも6億円あったと説明する予定であることが20日、関係者への取材で分かった。
この説明が正しければ、小沢氏は土地代約3億5200万円を個人資産から捻出することが可能だったことになる。
特捜部は、ゼネコンの「裏献金」が土地代に充てられたとみており、今週末に予定されている小沢氏聴取で資金の内訳などについて詳細な説明を求める方針。
関係者によると、小沢氏は04年の土地購入当時の個人資金は、自宅にあった現金約3億円を含め、定期預金や外貨預金など総額6億円以上と主張しているという。
そのほとんどが小沢氏の妻や3人の実子名義で、土地購入時に小沢氏の手元に現金がいくらあったかが今後の焦点となりそうだ。(共同)
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4834 検察は小沢幹事長の妻にも聴取要請? 古沢襄
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