鳩山首相の発言は一夜で撤回したり、過去の発言を簡単に封印したりするから、まともに解釈したり、論ずるのは空しいのだが、22日夜の発言は日本のメデイアだけでなく米ウオール・ストリート・ジャーナルまで取り上げて反響を呼んだ。
首相官邸で記者団が「小沢幹事長の事情聴取後も続投させるか」と質問したのに対して「その(聴取)後のことを考えているわけではない」と述べて続投を明言しなかった。
国会で「小沢幹事長を信じるのは、代表と幹事長の関係として当然だ」と言明して、続投を言ったばかりだから、夜の首相発言は明らかにトーンが違う。共同通信社は「幹事長辞任や更迭の可能性に含みを残したとの見方が出ている」としている。
夜になって何らかの動きがあったのかもしれない。それとも朝になって慌てて前夜の発言を取り消すこともあり得る。首相発言はまともに取り合わない方がいいという気もするのだが・・・。
<鳩山由紀夫首相は22日夜、小沢一郎民主党幹事長が自身の資金管理団体の土地購入をめぐる事件で、23日に東京地検特捜部の任意の事情聴取を受けた後の進退について、「潔白が示されれば望ましいと思っているだけで、その後のことを考えているわけではない」と述べ、言及を避けた。首相官邸で記者団が「事情聴取後も続投させるか」と質問したのに答えた。
首相は検察当局が捜査中であることを踏まえ、事態の推移を見守る姿勢を強調。慎重な発言にとどめた。(ウオール・ストリート・ジャーナル)>
<鳩山由紀夫首相(民主党代表)は22日夜、資金管理団体の収支報告書虚偽記入事件で23日に東京地検特捜部の任意聴取を受ける小沢一郎民主党幹事長の進退について「その(聴取)後のことを考えているわけではない」と述べ、続投を明言しなかった。
聴取に対する小沢氏の説明によっては幹事長辞任や更迭の可能性に含みを残したとの見方が出ている。(共同)>
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4846 小沢幹事長辞任や更迭の可能性? 古沢襄

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