4864 トルコが水面下でタリバンと交渉 宮崎正弘

アフガン問題のイニシャティブ確保か。28日からロンドンで開催の「アフガニスタン・サミット」を前に。
1月25日、イスタンブールにはトルコのギュル大統領の招きによりパキスタンのザルダリ大統領、アフガニスタンのカルザイ大統領が集まった。
ここに米国から特別代表のホルブロックと英国外相ミリバンドが合流、さらに引き続きイスタンブールには中国の楊外相とイランの副大統領が集まるとアルジャジーラが伝えた(25日付け)。
同紙によれば、すでにトルコは水面下でタリバンと接触し、打開策を模索。またアフガニスタンへのトルコ兵1700名にくわえ、ちかく1000名を増派するなど、積極的である。それもアフガニスタンのタジク系、ウズベク系はもともとご先祖がおなじトルコ系というよしみもある。
トルコはイスラム世俗国家だが、国内には原理主義過激派のテロリストが多数潜伏しており、トルコの高等学校におけるイスラム原理主義を排除する教育システム(「イムハム・ティップ式」と言われる)の導入をアフガニスタンに検討することを進めている。
ロンドンのテロ対策サミットで、動きがでるか?
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