週刊誌だけでなくスポーツ紙が小沢批判の誌面を作っている。若年層によく読まれるスポーツ紙だけに、大都市の無党派層に与える影響が大きい。小泉首相の秘書官だった飯島勲氏は一般紙よりもスポーツ紙を大切に扱っていた。
<資金管理団体による土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件に関して、民主党の枝野幸男元政調会長がさいたま市での会合で、小沢氏が被疑者として事情聴取を受けたことを踏まえ「区切りがついたら国民に説明し、理解を得られなければ、一定のけじめをつけていただかないといけない」と述べ、今後、国民に理解されない場合は幹事長を辞任すべきだとの認識を示した。
また、前原誠司国土交通相は京都市での党会合で、事件に関連して「新たな局面が生まれた時には、厳しく自浄能力を発揮していかねばならない」と述べ、事件が小沢氏本人にも及ぶ場合などを念頭に幹事長辞任を求めていく考えを明らかにした。枝野、前原両氏とも小沢氏とは距離を置くが、リーダー候補として党内に影響力を持つだけに発言は今後、波紋を呼びそうだ。
一方、夏の参院選に向けた民主党の候補者擁立が遅れている。昨年末までの1次公認発表を目指したが各地で調整が難航、2月中旬以降にずれ込みそうだ。収支報告書虚偽記入事件の余波との見方が大勢で、自民党から民主党支持へかじを切ろうとしている組織、団体に“二の足”を踏む動きも出始めた。(スポニチ)>
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4901 民主党リーダー2候補 小沢氏に“引導予告”とスポーツ紙 古沢襄

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