4903 米の競争相手は「中・独・印」 日本カヤの外(1) クライン孝子

今日は1月31日。そこで以下、1月中旬より末までに欧米ロ中を軸に起きた一連の主な国際情勢の動きを列記しますと、
ブレア氏、イラク参戦正当化 英調査委が証人喚問
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2010013002000177.html
「アフガンに戦闘部隊は増派せず」 仏外相が強調
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001290018.html
ドイツ:アフガン派遣部隊、11年から撤退開始 増派とセット
http://mainichi.jp/select/world/news/20100127ddm002030112000c.html
アウシュビッツ解放65年
http://www.nhk.or.jp/news/k10015267971000.html
米の金融規制案、各国が支持の声…ダボス会議
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100129-OYT1T01015.htm
米ロ首脳 新たな核軍縮条約、仕上げ指示で一致
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201001280241.html
イランに追加制裁が必要 核問題でドイツ首相
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100119/erp1001190826001-n1.htm
何よりもこの慌しい動きの中で日本は残念ながら、カヤの外に置かれているのが判ります。
それどころかオバマ演説では米の競争相手「中・独・印」 オバマ氏演説、日本触れず
http://www.asahi.com/international/update/0129/TKY201001280525.html
しかも米中関係では何やら雲行きが怪しくなったかに見える。中国:グーグル問題 協議継続で一致--米中外相会談
http://mainichi.jp/select/world/news/20100130ddm007030018000c.html
ところが両国の世界の関わりを見ると、どちらも勝手気ままに動いている。
となれば、その他の国はこのわがまま両大国にいかに振り回されないようにするか、智恵を振り絞るしかない。その中で、日本に直接関係があるのは以下2件ですか。
一つは米政府、台湾への武器輸出発表、議会に通告  ワシントン(CNN) 米政府は29日、台湾に対し
総額64億ドル(約5760億円)の武器輸出を決定、米議会に通告した。台湾への武器輸出ではオバマ政権による初の決定。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN201001300005.html
日本は民主党政権に移るや、オザワ氏を筆頭に一段と中国接近へと舵を切り替え始めた。その日本へのデモンストレーションとして、あえて米国は台湾と接近しこうした行動に出たものと欧州は見ている。
■2010/01/31 (日) 世界を生き抜くには国際情勢を見抜くことなのに(2)
この米国の動きを見て待ってましたとばかりEU:対中武器禁輸措置解除へ協議 スペイン外相
http://mainichi.jp/select/world/news/20100127k0000e030023000c.html
というところが二千年にわたって欧州が培ってきた欧州独自の強かさであり、世界情勢とはこんなところで動いているという、その何よりモノ証左でもある。。
このような弱肉強食国際情勢の中で、スカを食うのは、宇宙人を首相に選んだ日本人ばかりではないかしら・・・。
二つは流石、米国ですね。こうした日本の世界外交オンチをいいことに、どうやら間接的にですが、日本に対し一撃を食らわそうとしています。
早速米自動車大手GM、トヨタ・リコール問題を機に買い替え優遇のキャンペーン開始
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00170901.html
というのですから。
そこで、YS氏より
<<トヨタのリコール問題の孝子さんの見通しと同じような見通しを息子に話していました。息子はトヨタへ部品を納入しているOOの社員です。
アメリカの怖さはこういうことを自国の国益のためならば何でもすると言うことだと息子に説明しました。
普天間基地移転の脳天気な民主党の対応、自衛艦の給油支援停止などで本気にアメリカを怒らせてしまったようですね。
このアメリカに同調しているのがリコールでアメリカに続いて行われると報道のあったEUと中国ではないのでしょうか。
外交上日本以外の国は、相手が味方か敵かで真剣に付き合える国かどうかを判断していると思います。味方か敵か分からないような国とは危なくて付き合えないというのが本音ではないでしょうか。
友愛だとか、話し合いで解決等という日本のような全方位外交を標榜する八方美人と真剣に付き合うう国はないのではないでしょうか。
日航に続きトヨタも谷底に落とされれば、トヨタの関連する会社のみならず日産、ホンダなどの自動車産業自体が崩壊しかねません。(ホンダもリコールを発表しています)。そうなったら、日本の経済が潰れたも同然です。
日本がにっちもさっちもいかない状態に追い込まれたら、その時はアメリカ国債を売却する対抗手段しかないのではないかと思っています>>
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