4925 今夏の参院選前にひと山ある 古沢襄

相撲界も国民の目線からズレた因習にとらわれた別世界だが、政界も武闘派猿が跋扈する特殊な世界。だんだん悪い方向にいく感じすら持つ。理性が軽視されて、力技と悪知恵が跋扈するようでは、政界刷新の平成維新の嵐を呼ぶ予感がしてくる。
<民主党の小沢一郎幹事長は政治資金規正法違反事件で不起訴となる公算が大きくなったことで、幹事長を続投するとみられる。小沢氏側近からは、起訴された場合を想定して暗に幹事長辞任を求めた前原誠司国土交通相らをあざ笑うような発言が早くも出ている。
「不起訴になれば罪に問われない。世論も党内も沈静化する。(小沢氏批判をした)前原国交相や枝野幸男元政調会長も見通しが甘いね」
小沢氏側近は3日、余裕たっぷりにこう語った。
当の前原氏は3日夜、「小沢氏はご自身で、自分は身が潔白だと言っていたので、その前提で続投ということも結構だ」と述べ、続投容認の考えを示した。
報道各社は民主党に対し4日に小沢氏が記者会見するよう求めているが、党執行部の1人は「会見? しないだろう」と語った。記者団が「(小沢氏元秘書の)石川知裕容疑者が起訴されたら」と食い下がっても、「そんなの関係ない」と強気一辺倒だった。
ただ、野党側は小沢氏が不起訴でも「疑惑は残る」(石破茂自民党政調会長)として、参考人招致などを求める方針だ。さらに、野党側は石川容疑者が起訴された場合、議員辞職勧告決議案を衆院に提出することにしている。
民主党は決議案を審議せず廃案をねらう構えだが、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は野党時代と同様に厳しく対応する考えを示した。
このため、民主党内には小沢氏不起訴で一件落着との見方に異論もある。ある参院議員は「別件での小沢氏への捜査は続くだろう。世論は『小沢氏はクロだ』とみている。今夏の参院選前にひと山ある」と予測した。衆院の中堅議員も「去年秘書1人が逮捕、起訴されて小沢氏は党代表をやめた。今回は秘書ら3人だ。本人が不起訴でも知らんぷりで済むのか」と述べた。
小沢氏をめぐる動きをよそに、国会近くの衆院赤坂議員宿舎では3日夜、民主党議員有志が邪気(鬼)をはらうとされる節分の豆まきを行った。果たしてその鬼とは…。(産経)>
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