4988 王楽泉(新彊ウィグル自治区党書記)が更迭の噂 宮崎正弘

孟建柱(国家公安部長)と交替し、さらなる弾圧強化か。香港の『明報』は近く王楽泉・ウィグル自治区の党書記が更迭され北京へもどされると伝えた(13日)。交替でウィグル弾圧に赴任するのは、強硬派の孟建柱(公安部長)。
孟は昨年七月のウィグル騒乱のおり、警察部隊を率いて弾圧にあたった。
また王楽泉は過去十四年にわたってウィグルに圧政を敷き、民衆の憎悪の的となってきた。ウィグルの娘等を大量に山東省の工場へ送り込み、漢族の男性と強制的な結婚を奨励したことでも悪名高い人物。
このほか十一の省で幹部の入れ替えが行われると多維新聞網(2月13日)が伝えた。
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(読者の声)建国記念日にテレビ朝日系列から55分番組として毎年恒例に放映される”民教協スペシャル”の本年度の番組をたまたま見ました。
「少年たちは戦場へ送られた」と題した満蒙開拓青少年義勇軍頓所中隊の軌跡のドキュメンタリーは、頓所好文中隊長の足跡を7歳で別れた長女の方が、昨年旧満州の現地を訪ね、往時を知る支那人との会話や溢れる亡き父への思慕の様等を紹介しておりました。そのドキュメンタリー映像は自然で感動的でもありました。
しかし、語りの男性に、「少年を苦しめ中国人を苦しめ・・・ はじめから戦場へ送られるための農業開拓団だった・・・、少年たちを置き去りして関東軍は先に・・・」等と語らせる意図的な反日・反戦ストーリーの創作ぶりは、なんとも後味の悪い番組編集でした。
ちなみに、このドキュメンタリーの名乗らない”制作者から”の解説には「日本では、世界にも類をみない国家による残虐な行為が起きました。満蒙開拓青少年義勇軍です。」、「反戦のメッセージを未来に渡って継いでいくために、体験者の証言を掘り起こし、狂気の歴史を検証したい。」・・・と、さもありなんとのコメントです。
この制作者には民教協の会長(三浦朱門氏)からの指導鞭撻の効き目は期待薄でしょうから、支那ないしロシアにでも出張されて「世界にも類をみない国家による残虐な行為」とそのノウハウとは何かを取材されて、来年度の番組としていただきたいものです。
なおテレビ朝日での当番組スポンサーは、大正製薬、明治乳業、富士フィルムなどです。【参考】(民教協 (財)民間放送教育協会のHP)
http://www.minkyo.or.jp/01/2010/01/002424_2.html(KU生、世田谷)
(宮崎正弘のコメント)誰が広めたのか、開拓民を残して関東軍がさきに逃げたというデタラメな左翼の宣伝が依然まかり通っています。
反軍思想と左翼の自虐史観が混在した、転倒史観ですが、反論するときには時宜を逸しないで反論しておきませんと。
事実は第一に「ソ連軍が予想をこえる迅速さで満州を侵略し始めた」こと、第二にソ連軍があれほどの残虐行為を働くとは日本側は想像だにしていなかったこと。ですから防御ラインの構築に時間的遅れが生じたのです。
関東軍は参謀本部を通化にさげて、巨大な防衛戦をはり、開拓民を収容するプロセスにありました。この作戦に時間差という齟齬がおきて、結局70万もの日本軍がシベリアに抑留され、わかっているだけで、このうちの6万6千人の日本兵が亡くなりました。
日本の兵隊が民間人をおきざりにして先に逃げる? シナの兵隊ではあるまいし。
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