5005 内閣支持率39.0%に下落 日テレ調査 古沢襄

時事通信社が実施した二月の世論調査で鳩山内閣の支持率が35・7%に急落していたが、日本テレビが行った世論調査でも内閣支持率が39・0%。三割台に支持率が転落したことは、完全に”赤信号”が点滅していることを意味する。
両社とも小沢幹事長の政治資金をめぐる事件が影響していると分析している。小沢氏に批判的な枝野元政調会長を行政刷新相として入閣させた人事は好感をもって迎えられたが、内閣支持率の低下をくい止めることは出来なかった。
通信社とテレビ局が世論調査をしたが、新聞各社も全国世論調査を実施するだろう。民主党内の反小沢グループからは、小沢幹事長が辞任しないかぎり、支持率の下落をくい止めることはできないという悲観的な見方が出ている。
<日本テレビが12~14日に行った世論調査で、鳩山内閣の支持率は39.0%と、先月よりさらに6.8ポイント下落した。
「支持しない」と答えた人は45.6%(前月比6.6ポイント上昇)で、政権発足後、初めて不支持が支持を上回った。これは、民主党・小沢幹事長の政治資金をめぐる事件が影響していることは間違いない。小沢幹事長の「不正なことをしていないことが明白になった」などの説明に「納得しない」との答えは86.0%、また、「幹事長を辞任する必要がある」は76.4%に達している。
一方、小沢氏に批判的で、去年、事業仕分けで統括を務めた枝野元政調会長を行政刷新相として入閣させたことについては、49.1%の人が「評価する」と答えたが、支持率の下落をくい止めることはできなかった。「評価しない」は21.1%だった。
小沢幹事長は14日も「公平・公正な検察当局の捜査によって、不正なお金はもらっていないことが明らかになった。国民にしっかりわかってもらえれば、支持してもらえると思っている」「幹事長として、与えられた職責を全うする」と述べるなど、強気の姿勢を崩していない。首相周辺も「鳩山首相は小沢さんを切れない」と語っている。民主党幹部は「ここは我慢のしどころだ」と話すが、国民の期待感と信頼を取り戻す手立ては見えないままとなっている。(日本テレビ)>
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