ジョージ・ソロスが新たなる予言。ユーロは崩壊への道のりか?ユーロは奇妙な、独創的な通貨である。通貨統合システムとはいえ、中央銀行があっても中央集権的財務省がなく、金利と徴税は加盟国の財務省にゆだねられた。マーストリヒト条約締結の時にドイツの主導による。
税の徴収なく、通貨を発行する?それがどこまで有効か、これからユーロが国際市場で試される。
すなわちユーロは通貨統合の過渡期にあって政治統合が実現しなかったゆえに、主権を固く維持する加盟国が、通貨膨張による、あるいは通貨の危機に際しての通貨発行を、加盟国の主権を束ねられない「中央銀行」という仮の存在がコントロールしうることができるのか、どうか。
ギリシアの経済危機どころではない。
ユーロが迎える深刻な事態を私たちは観察しておく必要がある。鳩山のいう「東アジア共同体」構想がいかに危険かがわかるからでもある。
杜父魚ブログの全記事・索引リスト
5053 ユーロの危機はギリシアの経済危機をしのぐ 宮崎正弘

コメント
鳩山首相の東アジア共同体は、中共を宗主国とする国家体制を築こうとしているのでしょうから、宇宙人の意識では危険でないと考えていると思います。小沢幹事長が外国人地方参政権など亡国法案に熱心な事と一致しているのではないでしょうか。