5119 すごーく反米、とっても反日 平井修一

サントリーウィスキーの「ちょっと愛して、ながーく愛して」は歴史に残るコピーである。山口瞳の「トリスを飲んでハワイへ行こう」に次ぐだろう。
コピーライターは他者のコピーに常に嫉妬する。「クソッ!」てなもんで、それを超えるコピーを創造できないのならギャグってやろう、パロ(ディ)ってやろう、パクって(盗んで)やろう、オチョクってやろうと思う。嫉妬はエネルギーである。
「鬼面人を驚かす」コピーで注目を得るのがコピーライターの仕事で、マーケッティングの「勘」を加味して時代を切る、あるいは未来を見せるのだ。「101人目のあなたに 優しい走り レクサス・ハイブリッド・ドライブ」なーんてやるのだ。
有象無象の大衆じゃない、選ばれた100分の1のあなたにこそ相応しいのが「レクサス」ブランドですよ、というわけである。クライアントと客をくすぐる。太鼓持ち、幇間、助平。
騒々しい冬季五輪が終わってほっとしているが、政界はすこぶる静かである。東京地検特捜部が小沢のデタラメを「立件不可」としたから、もう小沢は法律的には身は潔白の「白」である。
国民の多くは「限りなく黒に近いグレイ」、コバンザメのような鳩については「限りなくバカに近いアホウ」と思っているが、もうどうしようもない。「運転手は鳩だ、車掌はイチだ」と選んだのが運の尽きである。
日本と世界は当分、民主党・容共左派・ノムヒョン的な、甘く言えば「すごーくオトボケ、とってもピンボケ」、辛く言えば「すごーく反米、とっても反日」の政治にもて遊ばされることになる。
自由、人権、法治、民主主義はありがたいもので、何を言っても死刑や中共の劉暁波先生のように懲役11年にはならない。吉田松蔭先生は「公儀を憚らざる不敬の至り、不届きにつき死罪」で30歳で斬首となったが、小生は捕縛されることもない。しかし平成の御世は自由のようであって結構息苦しい、全体主義的な雲が覆うのではないか。
宮内庁は小沢皇帝の一喝で菊のカーテンをはずし、今や天皇陛下の一挙手一投足を政府が拘束することになった。陛下は人寄せパンダにさせられようとしている。自民党からもそれを非難する声が上がらない。君側の奸しかいなくなったのだ。
日教組など潜在的共産主義者がリードしているオトボケ・ピンボケ・反米・反日政権を国民が選んだのだから、何を言ってもムダである。ムダを承知でも言い続けることが左翼更正派のお国への「最初の奉公、最後のお勤め」かと思っている。
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