5136 内閣支持率36%に急落 共同調査 古沢襄

鳩山内閣の支持率がさらに下がった。共同通信社が6、7両日に実施した全国電話世論調査で内閣支持率は36・3%。不支持は48・9%。民主党が参院選で過半数を占めない方がいいとする回答が58・6%にものぼった。
比例代表の投票先も民主党が26・9%、自民党が26・3%とまったく拮抗している。無党派層の動きによっては、自民党の方が第一党になる可能性を示した数字である。「政治とカネ」に対する有権者の鳩山・小沢離れが、北海道教職員組合の不正資金提供事件で関係者が逮捕されたことによって、民主党全体に対する批判にエスカレートされている。
小林千代美衆院議員が「議員を辞職すべきだ」という回答は75・4%にも達している。ある程度は予想された民意だが、このまま推移すれば参院選で民主党が大敗する可能性がある。民主党内には参院選前に内閣改造を行う意見も生じている。
<共同通信社が6、7両日に実施した全国電話世論調査で、鳩山内閣の支持率は36・3%と、2月の前回調査より5・1ポイント下落した。昨年9月の内閣発足以来、支持率が40%を割り込んだのは初めて。不支持率は前回比3・8ポイント増の48・9%だった。
夏の参院選を経て「民主党が参院でも単独過半数を占めた方がよい」との回答は28・3%にとどまり、「過半数を占めない方がよい」が58・6%に上った。前回は10ポイント以上の開きがあった比例代表の投票先でも、民主党が6・7ポイント減の26・9%、自民党が2・9ポイント増の26・3%とほぼ拮抗した。
資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で不起訴となった小沢一郎民主党幹事長について「幹事長を辞めるべきだ」との回答は前回より2・1ポイント増え74・8%。北海道教職員組合の不正資金提供事件で関係者が逮捕された同党の小林千代美衆院議員が「議員を辞職すべきだ」も75・4%に達し、「政治とカネ」問題に対する厳しい世論が浮き彫りになった。(共同)>
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