ロシア、高性能地対空ミサイルSA30を中国に売却した模様。総額20億ドル。160キロ先から飛行中の航空機を撃墜できるシロモノ。
ビジネスウィーク・ブルームバーグ(4月4日付け)に拠ればロシアは20億ドル相当の高性能ミサイルを中国に売却したようである。
すでに2007年から09年にかけてロシアはS-300ミサイル固体燃料を十五基売却しており、中国からみれば、1990年代初頭からの累積で27基の固体燃料を購入した計算となる。
S―300は西側コード名が「SA30」。これは飛行中の航空機を160キロ先から撃墜できる。ステルス化を米国がいそぐ理由は、このロシア製ミサイルの脅威から戦闘機、爆撃機をまもるためである。
ということは我が自衛隊の保持するF15迎撃機は、もはや中国空軍にとって脅威ではなくなったことを意味する。
米国はF22ステルス開発を中断し、F35開発に切り替えるが、この高性能ステルス機を日本に供与するか、どうかは不明。(だって普天間基地で揉めていて、鳩山の信用はゼロ、おまけにイージス艦の機密を自衛隊員がハニートラップに引っかかりシナの女スパイにばらしてしまった国でもありますからね)。
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5322 ロシア地対空ミサイル「SA30」を中国に売却? 宮崎正弘
宮崎正弘
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