ワシントンでは4月12、13の両日、核安全保障サミットが開催されます。アメリカを含め合計47カ国の首脳が参加します。日本の鳩山由紀夫首相を出席する予定です。
ホワイトハウスでは6日、このサミットを機にオバマ大統領が1対1の二国間首脳会談をする相手国を発表しました。
ギブス大統領報道官の発表によると、オバマ大統領が会談をする相手は、アルメニア、中国、ドイツ、インド、ヨルダン、マレーシア、パキスタン、南アフリカ、カザフスタンの計9カ国の首脳です。
このなかには日本は入っていません。このことはなにを意味するのか。
オバマ大統領があえて日本を軽視する構えをみせたともいえましょう。非公式には鳩山・オバマ会談は開かれるかもしれません。しかし公式の二国間首脳会談のなかに、わが日本が含まれないという事態はきわめて珍しいといえます。
今回の日本パッシングの理由がどうあれ、日本が存在を希薄にしていることは否定できないでしょう。オバマ政権下のアメリカではいよいよ日本は沈没なのでしょうか。今年はじめに出した私の著書はたまたま『オバマ大統領と日本沈没』でした。
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5336 オバマ大統領が鳩山首相を無視した 古森義久

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