(読者の声) 新党グループへのコメントを宮崎正弘先生に求めましたが、4月9日号の福田恒存氏評論集書評の最後に以下のような回答を頂き有難うございます。
(引用開始)今度の平沼新党「立ち上がれ!日本」のドタバタ劇をみていて、福田の出トチリを思いだした。平沼氏は昨年、衆議院選挙のときに新党を発足させるべきであった。そうすれば二十、三十議席は取れた。
「みんなの党」のように若いだけで何を言っているか分からない不満分子の政治集団より、明確に改憲を唱え、文化伝統を守るというのであれば、それなりの保守票を取るだろう(65歳以上の有権者3500万人です)が、チト遅いって」(引用終わり)。
小生は維新の志士に準えて彼らを脱藩者と言いましたがこれを撤回します。渡部恒三がいみじくも次のように発言しました。
「自民党を支えるべき老人がどんどん飛び出し、家出老人の続発だ。民主党と小沢君に有利なる行動だ。この人たちのおかげで『政治とカネ』問題で大きな批判を受けている小沢幹事長の立場が安定してきた」
平均年齢70歳前後の5人組を「家出老人」とは言いえて妙。さすが民主党のご意見番、レトリックも確か。結果的に小沢を利するだけに終わるのでしょうか?。(ちゅん)
(宮崎正弘のコメント)小生は選挙のプロではないでの、一番の問題は選挙区のバランスでしょう。保守が明らかに票分けすれば、漁夫の利はすべて民主党へ行きますから。
ただしマスコミは平沼新党に心情的に反対ですから意図的に悪いイメージ作りをやっている。国民の反応は違うのではないか。
とくに65歳以上の有権者3500万。自民党筋のプロの票読みでは楽天論で、平沼新党の得票予測が350万票、悲観論でも250万。三議席は固いと読んでいるようです。
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5353 平沼新党の得票予測が350万票 宮崎正弘

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