鳩山内閣の支持率は、とうとう20%台に転落した。僅か七ヶ月で鳩山首相は国民の多くから見放されたことになる。それでも政権の座にしがみつけば、参院選で民主党が大敗する可能性が出てきた。政党支持率でも民主党と自民党が接近し、無党派層の多くは第三極の「みんなの党」に傾斜する傾向をみせている。
参院選で連立与党が過半数を占める目論みも、内閣支持率の低下によって社民党と国民新党が伸び悩んでいるので、予断を許さない。
日本テレビは四月九日から十一日にかけて全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は28・6%(三月調査では36・2%)、不支持は57・5%(同 50・7%)、普天間移設で迷走を続ける鳩山首相に国民はノウを突きつけたことになる。
支持しない理由は41・3%が「政策に期待が持てない」、30・3%が「リーダーシップがないから」となった。
政党支持率は民主党27・4%、自民党24・3%と接近し、第三極の「みんなの党」は5・5%で、公明党4・1%、共産党3・1%を上回った。
連立与党の社民党0・8%、国民新党0・2%は、内閣支持率低下のあおりを受けて振るわない。老人党と揶揄された「たちあがれ日本」は0・2%。
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5355 20%台に転落した鳩山内閣の支持率 古沢襄

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