共同通信社は京都府知事選で出口調査を行ったが、昨年の総選挙で民主党に投票した有権者のうち、夏の参院選で民主党の投票すると答えた者が38・6%にとどまり、有権者の民主党離れが浮き彫りとなった。
<11日投開票の京都府知事選で実施した共同通信社の出口調査で、昨年8月の衆院選の比例代表で民主党に投票した有権者のうち、今夏の参院選比例代表でも民主党に投票すると答えたのは38・6%にとどまった。46・5%は「まだ決めていない・投票には行かない」と回答。「民主離れ」が浮き彫りとなった。
衆院選で民主党に投票したのは全回答者中37・8%。小沢一郎幹事長は参院での単独過半数獲得を目指し、京都など改選数2以上の選挙区に複数の候補者を擁立してきたが、民主党への逆風は強く、複数擁立も含めた選挙戦略の再考を迫られる可能性もありそうだ。
衆院選で自民党に投票したと答えたのは回答者のうち26・0%で、公明党が6・0%。このうちそれぞれ69・6%、84・8%は参院選でも同じ政党に投票するとしており、民主党の落ち込みぶりが目立った。
民主離れは党支持者でも顕著。参院選での投票先を支持政党別に見ると、自民党支持層の72・1%が同党に投票すると答えた一方、民主党支持層で民主党を選んだのは53・9%にとどまり、未定が32・0%だった。(共同)>
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5363 京都府知事選で「民主離れ」浮き彫りに 古沢襄

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