5381 桝添氏は離党に舵を切ったのか? 古沢襄

舛添要一前厚生労働相と東国原英夫宮崎県知事の会談は、まだ真相が分からない。桝添氏は40分間の内容をほとんど語らないし、東国原氏も独特の言い回しではぐらかした。だが桝添氏は、この日に開かれた自民党の全議員懇談会を欠席したことから、離党に舵を切ったとみることが出来る。
新党を結成できる見通しは薄い。一匹オオカミの桝添氏と行動をともにする議員が、いまのところ見当たらないからである。「新党」カードをちらつかせて存在感を高める舛添氏の戦術は限界に近づきつつある。あるとすれば、離党して無所属となり、時間をかけて同志を募るしかない。
このまま桝添氏が自民党にとどまるのであろうか。党内からは桝添氏を”オオカミ中年”と批判する声が高まっている。党内的な力を失えば、発言力も低下する。むしろ谷垣総裁を中心とする執行部の求心力を高める皮肉な結果を招こうとしている。
東国原氏は新党や離党の話はなかったと強調したが、桝添氏をめぐる党内情勢を話合わなかったとは考えにくい。桝添氏にとって厳しい情勢にあるから、いまの段階ではお互いに喋らないことにしたとみるべきであろう。五月二日が新党の構成要件を決める目安となる。それまでに四人の同調する議員が集められなければ、桝添新党はゼロからスタートするしかない。苦難の道が待ち受けている。
<自民党の舛添要一前厚生労働相は15日、東国原英夫宮崎県知事と国会内で約40分会談し、地方分権などについて意見交換した。新党に関する話題は触れずじまいだったが、執行部を批判しながら東国原氏や橋下徹大阪府知事との連携に動く舛添氏に対し同日、党内で離党要求も公然化した。「新党」カードをちらつかせて存在感を高める舛添氏の戦術は限界に近づきつつある。
会談は東国原氏が要請して実現した。同氏によると、国から地方への権限・財源移譲のあり方などが主な話題で「新党や離党には一切触れなかった」という。ただ、舛添氏は「解党的出直しが叫ばれて久しいが、なかなか進んでいない」と党への不満も語った。
東国原氏との会談に先立ち、舛添氏は党本部で行われた全議員懇談会を欠席した。これが引き金となって党内から舛添氏への批判が噴出。山本幸三元副経済産業相は懇談会で「結束を乱すなら除名だ」と語気を強め、後藤田正純元内閣府政務官は会合後、「(党を)出るのなら明日にでも出た方がいい」と突き放した。(毎日)>
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