「以徳報怨」(徳を以って怨みを報ず)4月23日の産経新聞に載った記事に感激しました。と、同時に蒋介石のしたたかさに改めて恐れ入りました。
(産経の記事より転載始)日中戦争後、蒋介石率いる国民党と中国共産党との間で中国の覇権を争って繰り広げた「国共内戦」の事実上の最終戦「金門戦争」に参戦し、国民党軍を勝利に導きながら、長年にわたって存在や関与が認められていなかった根本博・元陸軍中将(1891-1196年)について、台湾政府がその功績を公式に認めたことが分かった。
終戦直後、邦人保護のために蒋介石が手をさしのべてくれた恩義に報いるべく、密航までして身を投じた日本人将軍の秘話が戦役後60年を経て明らかになった。(安藤慶大)(終)
■対中国戦線
台湾は馬英九政権でありながら、敢えて日本人の功績を明らかにしたのは何か意図がありはしないかと勘ぐるのです。しかし、この事で日台との関係が強化されれば、中国封じ込めにも役立ちそうです。
が、日本が「東アジア共同体構想」などの、主権放棄・中国飲み込まれ政策を掲げているので、台湾も心配でしょう。今の我国の政治家は「武」の精神を“習っていない”のであてにはなりません。(残念無念)
■国軍として。。。
特に感激した部分は、終戦後の支那大陸で我が国民の安全に活躍した点であります。
(同上より)関係者によると、根本元中将は福島県出身。駐蒙軍司令官だった根本元中将は、終戦を過ぎても満州や中国での侵攻を止めず、日本軍や在留邦人を苦しめるソ連軍に武装解除を拒否。
日本軍守備隊に戦闘を命じて、ソ連軍の攻撃を食い止めながら、居留邦人4万人を乗せた列車と線路を守
り抜いた。(終)
*Jog357地球史探訪:同胞4万救出作戦
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h16/jog357.html
なぜか、戦後も今も語られない悲劇。沖縄の悲劇は反日左翼の活躍もあり、派手に宣伝されます。しかし、戦後大陸や朝鮮半島で起こった”悲しみ”とすることは封印されております。映画「氷雪の門」などは、ソ連の妨害に呼応した左翼勢力の活躍で日の目をみる事が出来ませんでした。
その勢力が現在の日本で大きい顔をして跋扈しております。
■「以徳報怨」(徳を以って怨みを報ず)
蒋介石のこの一言で「参った」となった日本人は多かったようです。しかし、実態は、大陸にいる100万の精鋭支那派遣軍と、事を構えるような余裕も力も無かったということらしいです。(「第二次世界大戦に勝者なしーウッディーマイヤー回想録」、蒋介石付き米軍参謀)。
*反日ワクチン
http://vaccine.sblo.jp/article/722983.html
この蒋介石には、偉そうに振る舞われるのは気分が悪いですな。戦前、反日プロパガンダで米国を参戦に世論誘導したのが、この方の奥さんです。
また上海事件を起こし、ドイツ軍の派遣参謀と一緒に日本に戦争を吹っかけたのもこの方。迷惑千万どころか、我国はやる予定もない戦争に引きずり込まれました。
ついでに蒋介石の親分の「孫文」もいけません。「満州は君にやる」とかの大法螺の吹きまくり。南方熊楠は日本に来た孫文の面会を断りました。
*蒋介石の嘘
http://www.ritouki.jp/uso.html
■中国は腹黒い
いわゆる中国の古典などを読むと、例えば「論語」など、シナ人は立派な人ばかりとイメージしてしまいます。しかし、あの国は有史以来「砂のような超個人主義」のお国です。洗練された日本人にとっては、現実に即した辛めの応対が必要でしょう。「義」などは日本にあってシナにはない漢字であります。
しかし、根本博・元陸軍中将はじめ我が帝国陸軍は、最後までよく任務を果たしたと思います。中国あたりから流されてくる日本軍の残虐性などは全く信憑性がありませんな。
お勧めサイト
・杜父魚(かじか)文庫ブログ
「ナルシスト鳩山首相とナルシシズム(自己愛) 古沢襄」
http://www.kajika.net/wp/archives/552
・「エドワーズ博美(メリーランド大)―外国人参政権に反対する一万人大会 4・17 」
http://www.nicovideo.jp/watch/1271492096
・「国民自重の心」小泉信三
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/470460/
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コメント
根本博・元陸軍中将の話はいろいろなところから聞いておりました。
根本博・元陸軍中将のほかにも、戦後、多くの軍の高官・同僚が顕職につく中で、多くの顕職へのお誘いがあったにも関わらずすべて断られ、死んでいった若者たちへの供養に、貧窮の中で生涯をささげられた沖縄方面の陸軍航空司令官菅原道大氏のような人格高潔な方も折られました。このような方々がおられたことは、日本人としての誇りです。
戦後は、陸軍海軍とも二手に分かれたようですね。