鳩山首相を「ルーピー(loopy)ハトヤマ」と評した米コラムニスト、アル・ケイマン氏は、この用語の真意は、「愚か」や「いかれた」ではなく「現実から変に遊離した人」のことだと釈明した。
日本ではルービーが「愚か」と翻訳されて、週刊誌では「バカが専用機に乗ってくる」とまで揶揄された。やはり同盟国の首相を名指しで「愚か」と評するのは穏やかでない。アル・ケイマン氏は同じワシントン・ポスト紙で釈明のコラムを掲載した。
<【ワシントン=佐々木類】米紙ワシントン・ポストは28日付(電子版)で、さきの核安全保障サミットで、鳩山由紀夫首相を「最大の敗者」と皮肉ったコラムニスト、アル・ケイマン氏が、首相を「ルーピー(loopy)」とした真意は、「愚か」や「いかれた」ではなく「現実から変に遊離した人」が真意だとするコラムを掲載した。
ケイマン氏は、今回のコラムで、島根大学の教授が日本のメディアがルーピーの意味を「愚かな」と「いかれた」の2通りに解釈していると指摘し、真意はどちらなのだと問い合わせてきたことを紹介。ルーピーの意味について「組織の意思決定について十分な情報を得ているという意味での『輪の中に入っている』状態とは正反対の意味」だと釈明した。
日本の複数の英和辞書によると、ルーピーについて「(頭の)いかれた」「愚かな」という訳が紹介されている。
ケイマン氏はルーピーという言葉はインターネット上で、1枚2940円のTシャツとなって売れていることも紹介。浮気の釈明会見後に、妻に「(会見のパフォーマンスは)どうだった?」と聞いたサウスカロライナ州知事を「ルーピー」の例に挙げた。(産経)>
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5482 ルーピーは「現実から変に遊離した人」 米コラムニスト 古沢襄

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