鳩山内閣の支持率は20・7%とギリギリのところまできた。20%を切るのは時間の問題であろう。共同通信社が28、29両日に全国緊急電話世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は20・7%と、4月3、4両日の前回調査から12・3ポイント急落。
鳩山首相の普天間移設をめぐる迷走、検察審査会が小沢幹事長の「起訴相当」の議決、その続投を早々と認めた鳩山首相に対する批判などが影響した。支持率回復の救世主になると期待された二度目の事業仕分け劇だったが、支持率低落の歯止めにはならなかった。
小沢幹事長の辞任を求める回答は83・8%に上り、民主党の支持率も24・1%と、前回より6・2ポイントの大幅減。だが、自民党は0・7ポイント増の18・7%にとどまり低迷したままである。
無党派層が民主党、自民党離れをみせる中で、「みんなの党」が11・5%と、初めて2けたに乗せた。支持率で自民党に急接近している。
<共同通信社が28、29両日に実施した全国緊急電話世論調査で、鳩山内閣の支持率は20・7%と、4月3、4両日の前回調査から12・3ポイント急落した。内閣支持率は1月中旬の調査以降、下がり続けており、30%を割ったのは初めて。不支持率は前回より11・1ポイント上昇し64・4%となった。
今回の調査は小沢一郎民主党幹事長に対する検察審査会の「起訴相当」議決を受けて実施。小沢氏は「幹事長を辞めるべきだ」が前回より2・4ポイント増え83・8%に上った。「続けてよい」は4・2ポイント減の10・3%。
鳩山由紀夫首相が小沢氏の続投を支持したことを含め、「政治とカネ」問題に関する鳩山政権の対応に国民が強い不満を持っている実態を浮き彫りにした形だ。
米軍普天間飛行場移設問題が5月末までに決着しなかった場合について「首相を辞めるべきだ」が54・4%と、前回より7・3ポイント増え、初めて過半数となった。「辞めなくてよい」は6・1ポイント減の39・2%。
政党支持率でも民主党は24・1%と、前回より6・2ポイントの大幅減。自民党は0・7ポイント増の18・7%にとどまり、みんなの党が11・5%と、初めて2けたに乗せた。(共同)>
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