訪韓中の鳩山首相は29日、同行記者団との懇談で、「小沢氏に見限られた」という不仲説を否定してみせた。「メディアの皆さんが思っているほど、ギクシャクしているとは思っていない」というのが首相の言い分。
国内では小沢氏に近い細野豪志副幹事長が「週明けにはいろいろな議論があると思う」と退陣論が浮上する可能性を示唆した。
<【済州島(韓国)=東武雄】「メディアの皆さんが思っているほど、ギクシャクしているとは思っていない」――。
訪韓中の鳩山首相は29日、同行記者団との懇談で、一部でささやかれる民主党の小沢幹事長との関係悪化説を否定した。
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題への対応に苦しむ首相に対し、党内最高実力者とされる小沢氏が助け舟を出さなかったことから、「小沢氏は鳩山首相を見限った」などの観測が一部で流れ、記者団が質問した。
首相は苦笑いを浮かべつつ、「小沢幹事長とは時折、連絡はとっている。幹事長が(参院選の)候補者擁立に力を入れてきたことを大変ありがたく思っている」と小沢氏を持ち上げ、やんわりと反論した。
参院選の勝敗ラインを聞かれると、「選挙は小沢幹事長に候補擁立も含めて任せていて、私は政策の遂行に力を入れてきた。(答えは)幹事長の考えをうかがってみないといけないが、頭に描いている状況ではない」と語り、「選挙は小沢氏頼み」の実情をのぞかせた。(読売)
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5674 「小沢氏に見限られた」不仲説、首相は否定 古沢襄

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