日米同盟を毀損する8ヶ月もの長いダッチロールの末に小鳩政権がやっと終幕を迎えた。支持率が20%前後では参議院選挙を戦えない、という党内の声にこれ以上踏ん張れなかったということだろう。
次期総理は誰か。日米関係を修復させるためには前原誠司(48)がいいかもしれないが、「ガセメール」事件でのみっともない対応で党代表を辞任したことを国民は忘れていないし、若いのは結構だとしても、その分人間関係で練れていず、青臭い感じがする。国家の代表としてはどうも力不足だ。
菅直人(63)は女性スキャンダルで贖罪の坊主刈りで四国遍路をしたのは2004年だからたった6年前である。「イラ菅」のあだ名のごとく、自分の思うようにならないとすぐに頭に来るようで、国家の代表としてはどうも風格に欠けている。
岡田克也(56)は融通の利かない原理主義者。「中国の代弁者」のイメージであり、自虐史観から靖国神社を敵視している印象。「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟会長」も務めており、売国的である。総理としてはいかがなものか。
以上の3人が有力候補だろうが、帯に短し、たすきに長しで、いずれも新鮮な印象はない。外交・安保政策でのブレまくりや、財源の裏づけのないバラマキ公約のいい加減さを目の当たりにして、国民の多くは「民主党に任せていたらこの国はおかしくなってしまう」と危機感を抱いている。
結局は小沢一郎がキングメーカーだろうから、「選挙に大負けしない」代表を選ぶことになる。逆風に立ち向かえる、そんな清新な人材がいるのだろうか。一層のこと、衆参同時選挙で「大政奉還」した方がいいのではないか。
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