5708 副総理・官房長官に仙谷由人氏を内定 古沢襄

菅内閣は八日に組閣人事を行って本格的にスタートする。菅氏周辺から伝わってくる人事構想は、小沢幹事長の影響力を排除する色彩を濃くしている。菅氏は小沢幹事長については「しばらく静かにしていただいたほうが、ご本人にとっても、民主党にとっても、日本の政治にとってもいいのではないかと考えている」と述べていた。
内閣の要となる官房長官には仙谷国家戦略担当相を内定。小沢氏の後任の幹事長には枝野行政刷新担当相の起用がいったん内定した。この人事には党内から異論もあり、現在、あらためて最終調整しているという。
<菅次期首相は、週明け7日に党執行部人事、8日には組閣人事を行う予定だが、内閣の要となる官房長官には仙谷国家戦略担当相、小沢氏の後任の幹事長には枝野行政刷新担当相の起用がいったん内定した。
ただ、この人事には党内から異論もあり、現在、あらためて最終調整している。このほか、岡田外相、亀井郵政担当相は再任の方向で調整が進んでいる。
また菅氏の後任の財務相には、野田財務副大臣の昇格、国家戦略担当相には菅氏側近の荒井 聡氏の起用が検討されているほか、事業仕分けを担当した蓮舫参院議員の入閣も取りざたされている。
党に新設される政調会長には、玄葉 光一郎氏の起用も浮上しているほか、輿石参議院議員会長にも留任を求める方針。 (FNN)>
<民主党の菅直人代表(63)は4日午後の衆参両院本会議で、第94代、61人目(現行憲法下で30人目)の首相に指名された。これを受け、菅氏は党役員と閣僚人事の調整を本格化させ、内閣の要となる官房長官に仙谷由人国家戦略担当相の起用を内定した。組閣は8日に行う方針で、同日中に菅内閣が発足する見通し。
菅氏は、小沢一郎幹事長に近い議員は主要ポストに起用しない考え。党幹事長に、枝野幸男行政刷新担当相の起用を検討。野田佳彦財務副大臣の財務相への昇格や、福島瑞穂社民党党首が務めていた消費者担当相への蓮舫氏の起用が取りざたされている。菅氏側近の荒井聡首相補佐官の入閣も有力となっている。
民主党内では、4日夜にも組閣を終える方向で調整していたが、菅氏は同日午後、国会内で自民党の谷垣禎一総裁と会い、「8日に組閣する」と伝えた。首相の任命式と閣僚の認証式も8日に行う考えだ。検討のための時間を確保することで、人事を大幅に刷新する考えとみられる。
首相指名に先立ち、菅氏は国会内で国民新党の亀井静香代表と会談し、連立政権の継続で合意した。(時事)>
<新首相に就任する菅直人財務相は4日、内閣・民主党役員人事に着手した。
官房長官・副総理に仙谷由人国家戦略相、党幹事長に枝野幸男行政刷新相を起用する方向だ。菅氏の後任の財務相には野田佳彦財務副大臣を昇格させ、仙谷氏の後任の国家戦略相には荒井聰首相補佐官を充てる。罷免された社民党の福島党首が務めていた消費者相には、蓮舫参院議員を起用する考えだ。
菅氏は、鳩山政権の閣僚を基本的に再任し、9月の民主党代表選後に本格的な内閣改造を行う意向だ。
今回の人事では、小沢幹事長と距離を置く仙谷、枝野両氏を官房長官と幹事長に起用することで、小沢氏の影響力を弱め、「政治とカネ」の問題に決別する姿勢を明確にする考えだ。これに対し、党内最大勢力の小沢グループが反発する可能性がある。このほか、衆院枠の松野頼久官房副長官を交代させ、古川元久内閣府副大臣を起用する方針だ。参院枠の松井孝治副長官、官僚出身の滝野欣弥副長官は再任する方向で調整している。(読売)>
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