菅民主党の支持率が高まったことは、自民党保守派、たちあがれ日本、日本創新党などの危機感を呼んで、参院選で民主党の単独過半数を阻止する超党派の共同行動をとる動きがでている。
鳩山政権の迷走、自民党の低迷から、みんなの党など第三極の政党が存在感をあらわすという見方があったが、菅民主党が突出して高支持率を得たことで、むしろリベラル左派と保守右派の対立構造が生まれようとしている。
小選挙区制度をとっているかぎり、二極対立となり、第三極が育つ政治環境を阻害するといえそうだ。
<自民党の安倍晋三元首相、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、日本創新党の山田宏党首(前杉並区長)は10日、東京都内で記者会見し、(1)新憲法制定(2)集団的自衛権行使容認(3)教育再生(4)議員定数と国家公務員数の大幅削減--などを掲げた超党派の「日本を救うネットワーク」として共同行動すると発表した。夏の参院選で民主党の単独過半数を阻止し、「健全な保守政権」づくりを目指す。
参院選山梨選挙区で自民党の新人候補を支援するのをはじめ複数の選挙区で協力を検討している。安倍氏は保守系国会議員の勉強会「創生『日本』」会長として参加した。(毎日)>
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5748 安倍元首相らが民主の単独過半数阻止で連携 古沢襄

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