やはり雀の子は”雀”。郵政改革法案の成立阻止を掲げた国会議員連盟「郵政民営化後退を阻止する議員の会」がスタートしたが、父親の小泉元首相が郵政民営化の道筋をつけたこともあって、自民党の小泉進次郎氏も参加した。
会の呼び掛け人は自民党の菅義偉元総務相、石原伸晃元国土交通相、公明党の斉藤鉄夫政調会長、みんなの党の渡辺喜美代表(当日は欠席)、江田憲司幹事長ら8人。民主党の中にも”亀さん流”の郵政改革法案には疑問を抱く議員が少なくない。
”亀さん”の後ろには小沢前幹事長の影がちらつく。自民党の中にも”亀さん”に同情する人士がいるから、いずれは反小泉路線と小泉改革路線の色分けが、政治の世界で再浮上するとみている。それは「大きな政府」と「小さな政府」の路線対立なのであろう。
小泉ジュニアが一方の旗頭になる日も遠いことではないとみている。
<政府提案の郵政改革法案の成立阻止を掲げた国会議員連盟「郵政民営化後退を阻止する議員の会」が11日設立された。都内で開かれた初会合には自民、公明、みんなの党から約25人が参加。経済界や学界などと連携し、活動を広げていく方針を確認した。
呼び掛け人は自民党の菅義偉元総務相(衆院2区)、石原伸晃元国土交通相、公明党の斉藤鉄夫政調会長、みんなの党の渡辺喜美代表(当日は欠席)、江田憲司幹事長(8区)ら8人。父親が郵政民営化の道筋をつけた自民党の小泉進次郎氏(11区)も参加した。
議会運営委員会出席のため途中退席した小泉氏は「自分がこういう場に出ると怨念(おんねん)がらみで語られるのは分かっているが、それでも行動せずにはいられないほど政府案の内容はひどい。廃案に向けて努力する」と話した。
初会合で石原氏は「亀井静香氏が大臣を降りても、郵政民営化後退の法案を通す動きに歯止めはかかっていない」と指摘。菅氏は「丼勘定のひどい法案」と批判した。(神奈川新聞)>
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