社民党の人気議員・辻元清美さんが離党するという。一晩考えたうえで二十七日に記者会見するというが、福島党首の党運営に強く反発しているので離党は避けられないかもしれない。
社民党は二十二日、党常任幹事会で参院選の総括が議題になった。辻元さんは「沖縄県では得票が伸びたが、選挙区はどこも非常に厳しかった」と批判した。
参院選では民主党の大敗が話題となったので、社民党の敗北があまり論じられていない。3年前の参院選で社民党は263万4716票の比例得票をしている。普天間移設でダッチロールを繰り返した鳩山さんに対して福島党首は「ノウ」を突きつけ、連立与党から離脱した。
筋を通した社民党に支持が集まらない筈がないと誰もが思った。事実、沖縄県の比例得票は大きく伸びている。トータルで300万票を社民党が取るという声もあがった。しかし今回の社民党の比例得票は224万2735票、3年前の時よりも40万票近く減らしてしまった。辻元さんの指摘は正しい。
では伸びると思った社民党が、何故、支持票を40万票も失ったのであろうか。地方に行くと社会党の当時からの革新系の支持票(共産党系とは別である)が根強く残っている。民主党の結成で北海道などの旧社会党系は参加したが、それでも社会党の孤塁を守ったのが社民党。
この層は小選挙区制度で議席を得るのは難しくなったが、平均して一県当たり5万票の支持票は下らない。福島社民党が連立離脱することによって、民主党候補が苦しい選挙戦になると予想されたのは、この一県当たり5万票の支持票が離れるとみられたからである。ただこの5万票は自民党に行く筈がない根っからの革新票である。
社民党の支持票だった40万票は、迷った末にかなりの部分が民主党に投票したのではないか。社民党支持層の中で連立を離脱すべきでないという意見が、党員層でもかなりあったことになる。
社民党は衆院議員7人、参院議員4人の計11人の小世帯。知名度のある辻元さんが離党するのは痛い。民主党や自民党より先に党執行部の一新を打ち出して、辻元さんの慰留ができるか、どうか。
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5983 比例で40万票減らした社民党 古沢襄

コメント
辻本って、帰化だろう。
福島も帰化人、内紛だろーが。
若いチョンがおばはんチョンを見限っただけ。
そうして消えてゆくのがよいのではないか?
第一こんな連中に投票する選挙民が理解できん。
前原さんも帰化やからええんとちゃいますか?
嫌な世の中でんな。。